”ニチニチソウ”は夏の強い日差しにも、日本の高温多湿な気候にも耐えるとても丈夫な花です。
病害虫にも強くガーデニングを始めたばかりの方にはまずお勧めしたい花です。
Contents
ニチニチソウ
種類は匍匐タイプのものから、高性のもの、矮性の3種類があります。
地植え、吊り鉢、グランドカバーにするなど様々の方法で楽しめます。
色はピンク・レッド・ホワイトが主流です。
ニチニチソウとは
・科名:キョウチクトウ科
・属名:ニチニチソウ属
・原産地:マダガスカル
・開花期:4月〜11月
ニチニチソウは別名”ビンカ”として知られるマダガスカル原産の一年草です。
日本の強い日差しや高温を好む一方で、寒さと高い湿度が苦手です。
開花期は4月から11月まで咲き続け、長期間に渡って色とりどりな美しい花を楽しむ事が出来ます。
ニチニチソウの育て方
タネまき
ニチニチソウの発芽温度は20℃〜25℃と高めなので、タネまきは4・5月の暖かい時期に行います。
タネまき後、覆土をして明るい日陰で育てます。
植え付け
ニチニチソウは多くの花が地中で根を広げ、枝分かれして成長していく植物とは異なり、一本の太い根をまっすぐに地中伸ばして成長していく”直根性”と言われる植物です。
直根性の植物は、基本的に移植(植え替え)が苦手です。
植え付けの際は根を傷つけないように気を付けます。
ポットから取り出したら古い土を軽く払い、根を触らないようにそっと植え付けてください。
花がら摘み
多くの花が咲き、花を落としていきます。
落ちた花を放置しておくと株の中が過湿気味になります。
ニチニチソウは乾燥を好む植物なので、弱った花や落ちた花は早めに取り除いてください。
肥料
元肥には緩効性肥料を与えて下さい。
つぼみに花が付き始めたら、株の根元に再度肥料をまきます。
開花期には、1週間に1度ほどのペースで液肥を与えると毎日咲き乱れるニチニチソウを楽しめます。
窒素の成分を与えすぎると逆に弱ってしまいます。肥料の成分は与える前に確認してください!
水やり
生育期と開花期には土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えてください。
過湿を嫌うので、あまり気にせず気が付いた時に与えるくらいで問題ありません。
真夏の強い日差しが当たる際は多めに与えて下さい。
置き場所
多湿を嫌うので、地植えの場合は、水はけの良い場所を選んでください。
冬場の管理
そのため、日本の寒い冬を乗り越えられれば翌年もまた綺麗な花を咲かせます。
プランターや鉢に植えた場合は、室内に取り込みよく陽が当たる場所で管理し、最低でも室温は10℃以上を保つようにしてください。
苗植えの方法
用意するもの
・ニチニチソウの苗
・草花用の培養土
・肥料
苗植えの手順
一般的な草花用の培養土を入れます。
選んだのは排水性が高いタイプ。
緩効性肥料をまき、その上に培養土を被せます。
植え付ける前にポットのまま、一度配置を決めます。
苗を取り出し、苗の底の土を取り除き、根が定着しやすいように根を広げます。
先ほど決めた場所に戻し植え付けます。
最後に根元にたっぷりと水を与えてください。
大胆に行っても、直ぐに新芽が出てくるので弱っているつぼみはどんどん取ってしまいます。
これで植え付けは完成です。
2ヶ月後
まとめ
・過湿状態にならないように注意する
・水はけ・日当たり・風通しの良い場所を選ぶ
・花がら摘みを小まめに行う
・元肥と追肥を与える