本記事ではアガベチタノタの中でも特に人気の高い「白鯨」についてその魅力をご紹介していきたいと思います。
チタノタと言えば「白鯨」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今日はそんな白鯨のルーツや特徴、そして個人的に思う魅力についてお話ししていきたいと思います。
アガベ好きであれば一つは持っておきたいチタノタだと思いますが、一体どんなチタノタなんだろう?と思う方の参考になると嬉しいです。
本記事の内容は動画でもご紹介しています。
白鯨のルーツ
ではまずは白鯨がどんなルーツを持つのかちょっと調べてみたいのでお話しします。
白鯨肉厚で幅広の葉に白い強烈な棘がつくのが特徴のチタノタです。
もともとアメリカからチタノタの中でこの白鯨の特徴であるトゲが白く長いものに日本人が白鯨と名付けたのが始まりと言われています。
つまり実は白鯨のルーツは日本にありました。
当時の白鯨をぼくは見たことがないのではっきりしたことは言えませんが、葉の色は今よりも薄く、形は細長かったようです。
そして今市場で出回っている白鯨はその白鯨が台湾に渡り、そして逆輸入されて入ってきたものになります。
最近は中東から輸入されている方もいらっしゃるので、地域特性のあるまたちょっと雰囲気の違う白鯨が今後出回るかもしれません。
白鯨の特徴
では続いて白鯨の特徴についてお話ししていきます。
特徴はやはり白く長いイカつい棘、そして厚みのある葉です。
そしてこの幅広の葉が中心に向かって伸び、球状に生長していきます。
多く葉を展開させ、よりイカつくそしてボール状に育てることで格好良さがどんどん増していくチタノタだと思います。
ワイルドでカッコ良いチタノタをお探しの方にオススメのチタノタかなと思います。
また生長の様子も楽しめるので、小さい株から育てていくのも面白いと思います。
サイズはそこまで大きくならず生長も緩やかですが、一旦根が回ると葉をどんどん展開し、より凶悪なフォルムになっていきます。
生長した株は数あるアガベの中でも特にその存在感を示してくれると思いますので、
ぜひコレクションの一つに加えていただきたいチタノタです。
白鯨の魅力
では続いて個人的に思う白鯨の魅力についてお話ししていきます。
ぼくが思う魅力はこの2つです。
- 魅力① シンプルにカッコいい
- 魅力② 育て甲斐がある
それぞれお話しします。
魅力① シンプルにカッコいい
何を言わなくてもシンプルにカッコいいのが白鯨です。
特徴でもお話ししたように、肉厚で幅広の葉に纏う強烈でうねる鋸歯、また鋭く長いトップスピンはもちろんのこと、綺麗なグリーンの葉に映える、白い棘のコントラストも美しいです。
どこをみても、誰が見てもカッコいいと言わざるを得ないのが白鯨だと思います。
魅力② 育て甲斐がある
2つ目に思う白鯨の魅力は育て甲斐があることです。
白鯨は育てるごとにその魅力が増していくので、栽培の楽しみが本当にあるチタノタだと思います。
生長するにつれて凶悪さが増していき、下図のような株になっていきます。
こちらの株もまだまだ生長途中で、今どんどん葉を展開しよりイカつく変化していっています。
こんな感じで自分が仕上げていっているという感覚を持てる楽しみが白鯨の魅力の一つだとぼくは思います。
育て方のポイント
今回はカッコ良く育てるためにこれだけはやっていただきたい!ということだけお話しします。
とても当たり前のことですが、通年ガンガン光を当ててください。
そうすると出てくる葉が厚みを増し、鋸歯やトップスピンがどんどん強烈になっていきます。
冬の間もLEDなど使ってしっかりと光に当てておくと、春に出る葉の迫力が断然変わってきます。
白鯨に限らずチタノタは特に光を好むので、できる限り光に当ててあげることが最低限カッコ良く育てるためのポイントだと思います。
まとめ
今回は白鯨の特徴や魅力についてお話ししました。
これは体感ですが、少し前まで白鯨はとても高額(今も十分に高いですが💦)でしたが、最近は少し落ち着いてきたかなと思います。
というのも、その高い知名度から一気に日本に入ってきたため一旦需要が落ち着き、今はシーザーやハデス、レッドキャット、スナグルなどに人気の軸が移っている感じがするからです。
また先ほどもお話ししたように最近は中東の株なども入ってきたりしており、以前よりは買いやすくなっていると思うので、まだお持ちでない方は今が購入の良い時期なんじゃないかなと思います。
※個人的見解です。
この記事をみて、白鯨が気になるという方はぜひお気に入りの個体を探してみてください。
ELBAZ FARMにも白鯨の取り扱いがありますので、気になる方はWebショップをご確認ください。