今回は、初夏から晩秋まで花壇やコンテナを色彩豊富に彩ってくれる人気の花、”ジニア”について特徴や育て方、苗植えの方法をご紹介します。
色はレッド、ピンク、オレンジ、イエロー、ホワイトが定番色です。
またジニアは、栽培がとても容易で育てやすい花です。
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ジニア
その品種の中でも、特によく知られているのが開花期間の長い“ヒャクニチソウ”(ジニア・エレガンス)です。
それ以外でも小ぶりな花が可愛らしい“ジニア・リネアリス”やカラーバリエーション豊富な“ジニア・プロフュージョン”、メキシコジニアの名称で親しまれる“ジニア・ハーゲアナ”などが有名です。
ジニアとは
科名:キク科
属名:ヒャクニチソウ属(ジニア属)
原産地:メキシコ
開花期6月〜12月
ジニアはメキシコ原産の一年草であり、15種ほど品種がある花です。
ジニアの種類
今回はジニアの中でも人気の4品種をご紹介します。
ジニア・エレガンス
特に有名なのが、ジニア・エレガンスです。
日本ではヒャクニチソウとして呼ばれ、その方が馴染み深い方が多いかもしれません。
ヒャクニチソウはその名の通り初夏から長いもので12月頃まで咲き続ける開花期間の非常に長い品種。
強い日差しを好み真夏の高温にも耐えます。
多湿な環境を嫌うので、乾燥気味に育てるとよく育ちます。
ジニア・リネアリス
ジニア・リネアリスは他の品種に比べ花が2、3㎝ほどの小さく、小ぶりな花を付けるのが特徴の品種。
一方、背丈はよく伸び細い枝を30㎝ほど伸ばします。
小さな花を多く咲かせるので、密集して咲き乱れるととても美しく可愛い花です。
色はイエロー・オレンジ・ホワイトの3色です。
ジニア・プロフュージョン
ジニア・プロフュージョンは、エレガンスとリネアリスの交配種であり、両品種の特徴を受け継いでいます。
カラーバリエーションが豊富なのが魅力な品種ですが、開花期間は少し短く6月から10月頃になります。
ジニア・ハーゲアナ
ジニア・ハーゲアナは、レッドとオレンジの配色がとても綺麗な品種。
ハーゲアナの中でも一重咲きと八重咲きの2種類があり、草丈はリネアリスよりも長く成長し、30㎝〜40㎝まで伸びます。
ジニアの育て方
タネ植え
ジニアはとても繁殖力が強い花なので、春先に気温が15℃に達すると鉢植えでも直まきでも容易に発芽します。
特にジニア・リネアリスは特に強い品種なので地植えでもコンテナでも適当に蒔いておいても発芽します。
発芽後は日光によく当ててあげてください。
本葉が2、3枚出てきたら10㎝間隔で好みの場所に移植します。
肥料
元肥には緩効性肥料を与えます。
生育期には花つきを良くするために追肥を切らさぬよう1週間から10日程度のペースで与えます。
水やり
多湿な環境を嫌います。
基本的には乾燥気味に育てます。
鉢やプランターなどで育てる場合は、土の表面が乾いてから、たっぷりと水を与えて下さい。
地植えの場合は基本的に水を与える必要はありませんが、雨が不足している時は与えてあげてください。
置き場所
地植えにする場合は、水はけがよく、風通しの良い場所を選んでください。
また、強い日差しが大好きな花なので、日当たりの良い場所を選びましょう。
花がら摘み
こまめに花がらを摘み取ることで、多くの花を咲かせ、風通しが良くなり健康に育ちます。
苗植えの方法
・ジニアの苗(今回はプロフュージョンを用意しました。)
・草花用の培養土
・肥料
苗植えの手順
まず苗植え用の、ジニアを用意します。
今回は地植えにします。
一般的な草花用の培養土を入れます。
ジニアは、水はけ日当たりと風通しさえ良ければ、そこまで土の質にこだわる要はありません。
プランターなどに植える場合も、草花用の培養土を使えば問題ありません。
株と株の間隔は広めに取ってください。
配置した場所に戻し、植えつけた後、たっぷりと水を与えてください。
これで植え付けは完成です。
まとめ
・乾燥気味に育てる
・ジニアには多くの品種がある
・水はけ・日当たり・風通しの良い場所を選ぶ
・適度に花がら摘み取る
・植え付けの際の元肥と生育期に追肥を与える