ペペロミアは模様・形・サイズが異なるものが豊富に存在し、インテリアに合わせて鉢植えでもハンギングでも楽しめる、とても魅力的な観葉植物です。
また、耐陰性もあるので比較的暗い部屋でも育てられるので置き場所を選ばず、非常に優秀な植物でもあります。
ポイントを押さえれば比較的簡単に育てられる上、増やす事も容易に出来ます。
他の観葉植物にはない、多くの魅力を持った【ペペロミア】とてもお勧めです。
動画でもご紹介しています♪
Contents
ペペロミア
ペペロミアとは
- 科名:コショウ科
- 属名:サダソウ属
- 原産地:熱帯アメリカを中心に熱帯地域・亜熱帯地域
葉の形がコショウに似ている事から、ギリシャ語でコショウを意味する【ぺぺリ】から派生し、ペペロミア(コショウに似た)という名前が付けられた植物です。
その中で大きく分けると、
- 茎立ちするタイプ
- 株立ち(叢生)タイプ
- ほふくタイプ
ペペロミアの種類
グラベラ
カペラータ
ホープ
アルギレイア(スイカぺぺとしても有名)
ジェミニ
アングラータ
イザベラ
自生地での生育環境
湿度の高い場所を好み、森の木漏れ日を浴びる環境で自生しています。
株立ちするタイプは、一本の株から多くの茎を生やし、そこから葉が生い茂りこんもりとしたシルエットが特徴的です。
茎立ちするタイプは、ツルのように森の木に巻き付き成長していきます。ほふくタイプは厳密にいうと茎立ちタイプの仲間であり、地面を這うように広がっていきます。
育て方のポイント
置き場所
直射日光が苦手なので、基本的にはレースカーテン越しの日光が当たる場所に置いてください。
- 1月から6月はレースカーテン越しの日が当たる場所
- 夏場の日差しが強い7月・8月は半日陰
- 9月から12月は再び、レースカーテン越しの日が当たる場所
水やり
過湿を好む植物ですが、比較的乾燥にも強いです。
春から秋の成長期には、土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えて下さい。
冬は休眠期に入るので、過度な水やりは避け、鉢の中の土が乾いてから与えてください。(土に指を挿してみると、乾燥状態が分かります。)
肥料
基本的に肥料は必要ありません。
ただ弱ってしまった場合や大きく成長させたい時は春先(4月頃)に緩効性肥料を与えて下さい。
植え替え時期
5月から8月の暖かい時期に行ってください。
根詰まりを起こしやすい植物なので、定期的に植え替えを行ってください。
目安としては、鉢の底から根が飛び出ているかどうかで判断します。飛び出ている場合は一回り大きい鉢に植え替えましょう。
冬越し温度
最低10℃以上
熱帯・亜熱帯地域で自生している植物の為、寒さにはとても弱いです。
冷え込みの激しい冬場は、窓の近くに置かずに部屋の暖かい場所へ移してください。
病害虫対策
葉が密集しているので風通しが悪くなる事が多いです。そうすると、カイガラムシが発生する場合があります。
また、乾燥しているとハダニも発生するので、風通しの良い場所に置き、適度に霧吹きで葉全体に行き渡るように満遍なく水を吹きかけてください。
栽培下での成長の様子
小型の種類が多く、ミニ観葉植物や小鉢で販売されている事が多いです。
茎立ちタイプ(ほふくタイプも)は横に茎が広がり吊るすと下に垂れる様子がとても可愛く、ハンギング植物としても販売されています。
我が家のホープ
仕立て直しと増やし方
茎立ちタイプは、日当たりの悪い場所に置いておくと、すぐに徒長してしまいます。そんな時は茎を剪定しましょう。剪定する事で切った茎から新芽が発芽し、簡単に綺麗な形を取り戻す事が出来ます。
増やす場合は、挿し芽がおすすめです。
株立ちタイプは、株分けする事で簡単に増やす事が出来ます。
まとめ
お気に入りのペペロミアは見つかりましたでしょうか?
基本的にどの種類も育て方は同じなので、お気に入りのペペロミアを見つけて、是非一度育ててみて下さい♪
- ペペロミアは1000以上もの種類がある
- 茎立ちタイプ 株立ちタイプ ほふくタイプの3種類で大まかに区分出来る
- 家の中ではカーテン越しの陽が当たる場所が適している。
- 加湿を好むので、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。
- 成長や状態に合わせて緩効性肥料を春に与える。
- 植え替えは5月〜9月の暖かい時期に行う。
- 冬場は最低10℃以上をキープする。
- 害虫予防で風通しの良い場所に置き、霧吹きをこまめに行う。
- 伸びすぎた葉茎は剪定を行う。