シュガーバインはつる性の植物です。
分岐しながら垂れ下がるように育つので、ハンギンググリーンとしてもおすすめです。
常緑の葉は爽やかで、ナチュラルなインテリアに良く合います。
- ハンギンググリーンをお探しの方
- 育てやすい植物をお探しの方
- 寒さに強い植物をお探しの方
Contents
シュガーバインとは
- 科名:ブドウ科
- 属名:ツタ属
- 原産地:品種改良により作られた園芸種
日本にも自生するナツヅタなどの仲間のツタ属を親とする園芸種で、つるからヒゲが伸び、他の植物などに巻きつくように成長します。
葉の付け根に甘い半透明の粒をつけることから、「甘いツタ」という意味のシュガーバインという名前が付けられたと言われています。
他の植物と寄せ植えをしたり、ハンギングでも楽しめるため、人気のある観葉植物です。
育て方のポイント
置き場所
直射日光の当たらない、明るい室内で管理しましょう!
強い光に当たると葉焼けを起こす可能性があります。
レースのカーテン越しの日が当たるような場所で管理しましょう。
比較的耐陰性もありますが、極端に日当たりが悪い場所で育てると葉色が淡くなり、間延びすることがあります。できるだけ明るい室内で管理しましょう。
水やり
葉が薄く、水切れに弱い植物!
春から秋の生育期には表土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
冬場はやや水やりを控えめにします。
表土が乾いてから2〜3日おいて与えるくらいが目安です。
用土
水はけの良い土を使用しましょう!
ご自身でブレンドされる場合は、
赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1くらいの割合がおすすめです。
ハンギングにするなら、
赤玉土(小粒)3:ピートモス(酸度調整済み)3:パーライト2:バーミキュライト2くらいの割合がおすすめです。
市販の観葉植物用の培養土でも問題ありません♪
肥料
春に緩効性肥料を与え、春〜秋の成長期には薄い液肥を2週間に一度程度与えましょう。
植え替え時期
鉢の底から根が飛び出していたら、植え替えのサイン!
2〜3年に一度を目安に植え替えましょう。
冬越し温度
0℃以上で冬越し可能!
寒さに強い植物なので、室内で管理する場合は特に気を遣う必要はありません。
適度に日のあたる明るい場所で管理しましょう。
暖かい地域であれば屋外での越冬も可能です。その際は霜にあたらないように注意しましょう。
病害虫対策
風通しを良く、葉水することで予防!
屋外やベランダで育てる場合、アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。
風通しの良い場所に置き、適度に葉水をすることで予防することができます。
日常管理
順調に育っている株も、長く育てているとツルが伸びてバランスが悪くなります。
株元の込み入っている部分は間引き、全体を切り戻しましょう。
増やし方
シュガーバインは挿し芽や取り木で増やすことができます。
【挿し芽の手順】
- 葉を2〜3枚付けて、節の1〜2㎝下でカット
- 湿らせた挿し床に穴をあけてから挿す
- 根が張るまでは水を切らさないように、明るい日陰で管理
- 1〜2ヶ月ほどで新芽が出てきたら定植します
新芽の先端を摘芯するとこんもりした株姿になります♫
【取り木の手順】
- 親株のつるを挿し床に誘引する
- 気根が出ている部分をU字のピンなどで固定し、土を軽く寄せる
- 子株の新芽が出るまで明るい日陰で管理
- 1〜2ヶ月後、子株のつるが長く伸びたら、つるを切り、親株から子株を切り離す
まとめ
繊細な葉が連なるように伸びていく様子が可愛らしいシュガーバインをご紹介しました。
耐寒性、耐陰性があるため置き場所に困りません。
ポイントを押さえれば初心者でも簡単に育てることができます♪
- 直射日光の当たらない明るい室内で管理
- 春〜秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える
- 冬の水やりはやや控えめにする
- 水はけの良い土を使用する
- 春に緩効性肥料を与え、成長期には薄い液肥を与える
- 鉢がいっぱいになったら、5月〜6月、9月〜10月の暖かい時期に植え替えを行う
- 0度以上で冬越し可能
- 害虫予防で風通しの良い場所に置き、霧吹きをこまめに行う
- つるが伸び過ぎてバランスが悪くなったら、間引き&切り戻しする
- 挿し芽や取り木で増やすことが可能
部屋の雰囲気に合わせ、ハンギングにしたり、高いところに置くと魅力が引き立ちます!