今回はアガベの室内管理の場合の水やりについてお話ししたいと思います。
室内管理の場合、
- どれくらいの頻度で水を与えていますか?
- どれくらいの量を与えていますか?
- どんな感じに与えていますか?
という質問をよくいただきます。
水やりに関しては特に使っているライトやその当て方や風の当て方によって乾き方は変わってくるので、それに伴い頻度もそれぞれの環境によって変わってきます。
そのためこうすれば良いとは残念ながらお伝えすることが出来ません。
ただそれぞれの環境にあった水やりの見極め方のヒント、また与え方はお伝えできるかなと思いますので今回はそちらをお話しします。
今回の内容はあくまでぼくのやり方ですので参考程度にお聞きください。
また、これまでにお話ししてきたことと重複することがいくつかあるかとは思いますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
この記事の内容は動画でもご紹介しています。
個人的な水やりに対しての考え方
ぼくの室内管理の基本的な考えは光・水・風のバランスを全て控えめにするというものです。
屋外管理が下図だとすると…
室内では以下のような三角形を目指しています。
このバランスにすることで全体的に控えめな分、生長は緩やかですが大きな問題が起こることなく安全に管理できます。
光、風を抑えている分、水に関しても控えめにしています。
控えめというのは水やりの間隔の話で、量ではないので勘違いしないようにお願いいたします。
水の量は屋外でも室内でも関係なく、乾いたらたっぷりと与えるというメリハリが大事です。
水やりのタイミングの見極め方
基本的には葉のシワの入り方や土の渇き具合を日々観察していますが、より管理を楽にするためにこれからお話しする方法をぼくはとっています。
ぼくの場合は鉢のサイズごとに水やりのタイミングを合わせ与えるようにしています。
そのため(水やりの)時期がきたらその鉢のグループごとにまとめて与えるというのがぼくのやり方になります。
LED管理の場合光も風も一定なので鉢のサイズが同じであれば乾き具合も大体同じになるのでそういったやり方が可能です。
その場合土も同じものを使用する必要があります。
もちろん株の状態の見極めや仕立てたい形などで頻度は変わってきますが、基本的にはまとめて与えるようにして管理を楽にしています。
たとえば写真テーブルの場合前列が3.5号と4号サイズの鉢が置いてあり、2列目に5号鉢、最後列に6号の鉢が並んでいます。
なので基本的には列ごとに水やりのタイミングが同じになっています。を合わせて与えています。
屋外の場合はホースのシャワーノズルを使ってまとめてかけてしまうなんてことが出来ますが、室内の場合はそうはいかないので、特に数を多く管理している方にはできる限りまとめて与えるというのが楽なのでおすすめです。
与え方について
では続いて実際の与え方についてです。
水を与える時は水差しを使って株にはかけずに培養土に直接与えるようにしています。
室内管理の場合、屋外のように風が四方八方からあたらず乾き辛く蒸れて葉が傷んでしまう可能性があるからです。
ただ葉についたほこりなどを落としより健康的に育てるために定期的に株に直接水をかけて洗い流すことも大事です。
そういった場合は、晴れの日を狙って朝に水を与え、その後屋外に出ししっかりと風に当て乾かしてから夕方に室内に戻すようにしています。
その際直接日に当てると室内管理のアガベは葉焼けを起こす可能性があるので半日陰に置くことをおすすめします。
水の量はどれくらいですか?という質問もいただきますが、前述の通り水の量に関しては屋外の株と同様に与える時は鉢底からしっかり水が流れ出るまでたっぷりと与えています。
まとめ
今回は室内管理に置いてのアガベの水やりの方法についてぼくなりの考えを共有させていただきました。
環境が異なればやり方も変わってくるとは思いますが、一つの参考としてお聞きいただけますと幸いです。
では今回は以上になります。