今回は、初夏のハーブの代表種である”ラベンダー”について簡単に育て方と苗植えの方法をご紹介します。
夏の庭を青紫の美しい色で彩り、かぐわしい香りが魅力のラベンダー。
ラベンダーの魅力は、その美しい色合いと香りだけでなく、芳香剤や入浴剤、染色剤など色々な楽しみ方も出来るところからきています。
もちろんハーブとして料理にも活躍します。
ガーデニングが好きな方であれば、一度はチャレンジしたいと思われるのではないでしょうか。
ラベンダーは今回のご紹介する、ある”ポイント”さえ抑えれば比較的簡単に育てられるハーブですので、是非チャレンジしてみて下さい。
ラベンダー
ラベンダーとは
属名:ラヴァンドラ属
原産地:地中海沿岸、インド、カナリア諸島、北アフリカ、中東
開花期5〜9月
初夏のハーブの代表といえば、”ラベンダー”です。
ラベンダーは半木本性植物の仲間です。
一般的にラベンダーは、青紫の花を咲かせる事で有名ですが、ピンクやホワイトなどの色とりどりな花を咲かせる仲間も存在します。
代表種では、小ぶりな花が可愛らしい”イングリッシュラベンダー”が有名です。
イングリッシュラベンダーの中でも、コンパクトなマンステッドラベンダーや、イングリッシュラベンダーの交配種に当たる、フレンチラベンダーが存在します。
開花期の5月〜9月には、ホワイトやブルー、ピンク、パープルなのど綺麗な花を咲かせます。
日本のラベンダーといえば、富良野が有名であるように、寒さには強いけれど暑さには弱いのが特徴です。
若干ですがフレンチラベンダーは暑さにも強いので、気温が高い地域ではイングリッシュラベンダーよりもフレンチラベンダーの方がおすすめです。
育て方のポイント
タネ植え:春の4月・5月に行います。
まずは小さな鉢で始め、葉が5〜6、7枚ほどついたら定植を行います。
ラベンダーの成長は緩やかなので、気長にゆっくりと見守ってあげて下さい。
肥料:元肥には緩効性のタイプを与えて下さい。
追肥にはチッ素が少なくリン酸やカリが主な肥料与えて下さい。
剪定:過湿を嫌うので風通しを良くする必要があります。
株が密集している場合、風通しが悪くなり湿度が上がるので、間引いて下さい。
挿し木:ローズマリーと同様に古木のガッチリした部分ではなく、新芽を選び挿し木を行って下さい。
詳しくは、ローズマリーの挿し木の方法をご覧下さい。
ローズマリーの育て方と挿し木の方法【ビギナーでも簡単】
置き場所:日当たりを好みます。
また過湿を嫌うので、水はけの良い場所を選んで下さい。
耐寒性はありますが、暑さには弱いです。
苗植え
用意するもの
・ラベンダー用もしくはハーブ用の培養土
・肥料
苗植えの方法
まず苗植え用の、ラベンダーを選びましょう。
今回は定番の”イングリッシュラベンダー”を選びました。
イングリッシュラベンダーは花が小さくとても可愛いです。
ラベンダはー水はけ良く、アルカリ質の土壌を好みます。
ラベンダー用の土を使うと、楽で良いです。
僕は直に植えていますが、鉢やコンテナに植える場合は水はけを良くするために鹿沼土と軽石を30%程度混ぜて使用して下さい。
肥料を混ぜて良く混ぜます。
チッ素以外の、リン酸やカリ多めの物を選びましょう!
植え付けの際は、水はけを良くする為に周りよりも20〜30㎝程度盛り土し風通しを良くします。
今回のポイントは、
過湿を嫌うので盛り土をし、風通しを良くする
アルカリ質を好むので、ラベンダー用の培養土を使う
まとめ
ラベンダーは見た目も可愛らしく、香りもリラクゼーション効果のあるハーブです。
使い道も沢山あるので、育てるだけではなく料理やアロマなど様々な使い道があります。
今回お伝えしたポイントさえ抑えれば、比較的育てやすいハーブですので是非チャレンジしてみて下さい!
それではまた