今回は、夏定番”ヒマワリ”の育て方とタネ植えの方法をご紹介します。
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ヒマワリ
ヒマワリとは
ヒマワリには数多くの品種があり、高さ30㎝程度のものから人の背丈を遥かに超える3mのものまであります。
そして、ヒマワリと言えば黄色のイメージが強いですが、実は赤、オレンジ、”イタリアンホワイト”と呼ばれる白系のものまで存在しています。
もともとは、北米原産の一年草で、切り花はもちろんのこと、種子は油になり、食用になり、ペットの餌になるなど、人と関わりがとても強い植物です。
・学名:Helianthus
・英名:Sunflower
・科名:キク科
・原産地:北アメリカ
ヒマワリの栽培スケジュール
ヒマワリの育て方
日当たり、水はけが良い肥沃な土地であればどこでも栽培可能です。
ヒマワリは多肥を好む植物です。
種植えの際の元肥はもちろんの事、追肥を適宜与えてあげる事が重要です。
高性種の場合は、転倒防止の為にも、1m程度伸びたあたりから2、3m程の支柱を立て真っ直ぐに伸ばしてあげて下さい。
・日当たりが悪いと徒長し、弱々しい株に成長してしまう。
・密集して栽培すると風通しが悪くなり、虫が発生する場合がある。
種植えの方法
場所選び
基本的にヒマワリはとても丈夫な植物ですので、“日当たり”と“水はけ”さえ良ければ場所を選ばない植物です。
用意する物
・培養土
地植えの場合は、日当たりと水はけを考慮し、プランターや鉢植えの場合は、水はけのよい培養土を選ぶだけで問題ありません。
花などの一般的な培養土を使用すれば問題ありません。
加えて元肥用の肥料も用意します。
・ヒマワリのタネ
今回僕が選んだヒマワリの品種は、“ゴッホのひまわり”です。
あの有名な絵画のモデルになった品種です。
成長しても100cm程度とそこまで大きくならず、花も小ぶりで可愛らしい品種です。
種植えの手順
・耕す(地植えの場合のみ)
日当たりと・水はけの良さを考慮し、場所を決めたら耕していきます。
肥料は花つきを良くする、リン酸が多めのものがヒマワリには効果的です。
窒素成分が多い肥料を使うと、葉に栄養が回り、葉が生い茂ってしまい花つきが悪くなる場合があります。
肥料をまず入れてから、培養土を入れます。
これで土づくりは完成です。
・タネまきの間隔
ひまわりの種は矮性種の場合20~30cm間隔で植えていきます。
高性種の場合は、50〜60cmの間隔が必要になります。
一般的に間隔を長くとればとるほど、ヒマワリの花が大きくなります。
逆に狭めると小さくなります。
ゴッホのひまわりはそれほど大きな種類ではないので、25cm程の間隔で穴を掘りました。
・種を入れる
土に水を吸わせた後にひとつの穴に対して2、3粒ずつ入れていきます。
全て入れ終わったら土を被せます。
これで種植えは終わりです。
発芽~生育初期にかけて
しっかりと根がはるように、地表面が乾いてきたら水分を十分に与えて下さい。
25℃前後の適温下で推移すると3~4日で発芽します。
地表面に芽が出てきたら、発育の良い物だけ残し間引きします。
成長に合わせて追肥を与えます。
追肥には水に混ぜて使う液肥が便利です。
後は、開花を待つだけです。
2ヶ月後
かなり大きな株に成長してきました!
数週間後
気温の上昇と共に一気に成長し、ついに開花を迎えました。
ゴッホのヒマワリは、花自体は小ぶりでとても可愛らしいヒマワリです。
タネ植えから開花までおよそ3か月かかりました。
まとめ
ヒマワリは元気に育てばよく結実するので、タネを来年まで取っておいて翌年も楽しめる植物です。
品種もかなり多く存在するので、お気に入りの品種を育てるのも楽しみの一つかもしれません。