多肉植物

【アガベ】冬の室内管理で徒長させないコツ|徒長の原因と対策

今回は冬場アガベを室内管理する中で徒長させないコツについてお話しします。

品種によって寒さの耐性は異なりますが、一般的に最低気温が5度を下回る程度を目安に室内に取り込む方が多いかと思います。

室内管理の場合やはり気をつけたいのが徒長です。

※ 徒長:植物の伸長成長が勝り、内容の充実を伴わない成長を指す園芸用語。

引用:Wikipedia

特にチタノタなど引き締まった株姿が美しい種が間延びしてしまったら残念ですよね。

また徒長は株姿が乱れるだけでなく、病気や害虫への耐性が弱くなったり、環境の変化に弱くなったりと株自体が弱ってしまうので良いことはありません。

そして一旦徒長してしまうと元の状態に戻すことは難しいので、何より徒長させないことが大事です。

そこで今回は室内管理においてアガベを徒長させないコツについてお話しします。

この記事の内容は動画でもご紹介しています。

アガベの徒長の原因

対策を考える前になぜ徒長してしまうのかの原因をお伝えします。

結論から言うとアガベが冬に徒長してしまう原因の多くが、日照不足です。

他にも水のあげすぎ、肥料過多、風通しの悪さなどが要因として考えられますが、アガベの室内管理において徒長する1番の原因はやはり日照不足によるものが多いかなと思います。

室内だと屋外のように十分な日光を確保し辛く、特に冬場は日照時間も短いので徒長してしまうことが多いです。

加えてアガベは冬の休眠期でも実は完全に生長を止めているわけではなく、翌シーズンの生長期に向けて準備しています。

この期間に十分に光を確保できていないと、たとえ冬を無事乗り切ったと思えても、翌春に新たに展開する新芽が痩せていて、結局株姿が乱れてしまった…なんてことになる可能性もあります。

兎にも角にもアガベを室内で管理する場合、日光を確保することが大事になります。

室内は案外暗い

目安になりますが、屋外の晴天時の明るさは照度でいうと大体の5万〜10万ルクス程度あります。

一方室内は明るいと感じる部屋でも1,000ルクス以下の場合がほとんどで、明るい窓辺でも、1万〜3万ルクス程度しかありません。

屋外と比べると全然明るさが足らないことが分かると思います。

アガベ徒長の対策

ではここからは対策を考えていきたいと思います。

原因が日照不足ということを考えると、やはり室内で管理する場合1番手っ取り早いのは、植物育成LEDライトを使って光を補うことだと思います。

最近は安価で優れたLEDが多く出ていますので、絶対徒長させたくないという方はLED導入をおすすめします。

LEDはどうも…という方は、明るい窓辺に置いてあげてください。
そして日当たりを意識して、時間ごとに日の当たる場所に移してあげると尚良いと思います。

ただ、一般的な窓辺だとどうしても一定方向からの光になってしまうので、鉢を定期的に回して全体的に光が当たるようにします。

また日中の暖かい時間は屋外に出し、直射日光ができるだけ当たるように管理すると良いと思います。

品種によって寒さへの耐性は異なりますが、だいたい5度程度が限界のものが多いので、屋外に出す場合は温度に気をつけて管理してあげてください。

LEDを導入した場合に気をつけたいこと

LEDを導入して暖かい部屋で管理しているとアガベが休眠せず、生長を続けます。

その際、強い光をガンガン当ててしまうと光が強い分、しぼむのが速くなり、水やりの回数も増えていきます。

結果せっかく冬越しのためにLEDを導入したのに、水をあげすぎて徒長してしまったなんてことになりかねません。

そのため強光をガンガン当てるよりも柔らかい光を満遍なく当てるくらいにすると良いと思います。

特にチタノタなどは水を与えすぎると水ぶくれになり、長時間光を当てても徒長してしまうことがあるようなので注意が必要です。

使用するLEDが反射板の有無などで明るさを調整できる場合は、反射板を外し、さらに照射距離を少し離して強光を避けるようにします。

光と水と風での植物育成で何か1つだけが強いというのは、葉焼け、徒長、根腐れのいずれかの原因に繋がるので、LEDを導入したからOKということではなく、バランス光・水・風のバランスが大事になってきます。

灌水(水やり)

水やりはアガベのサイズ、品種ごとの寒さへの耐性、栽培環境などによって変わってきますが、基本的には断水気味に育てます。

完全に水を切ってしまうと根がダメージを負って翌春の生育が悪くなることがあるので、冬場でも状態をみて水やりは必要になります。

とはいえ、葉にシワが出てきたなあ…くらいまで放置してそれから少量の水(鉢土の上から1/3程度)を与える程度で十分です。

特に小さい株は乾燥に弱いので、よく状態を観察してタイミングを見極めることが大事だと思います。

アガベを含む多肉植物には風通しも大事です。

風がないことも徒長に繋がります。

また、蒸れて葉が傷んでしまうなどの原因にもなります。

室内に置いていると空気が滞留しがちなので、暖かい時間は換気する、またサーキュレーターなどを使って空気を動かすことも大事です。

まとめ

今回は冬場にアガベを室内管理する中で徒長させないコツについてお話ししました。

せっかく購入したアガベが冬に調子を崩さないように大事に育ててあげてください。

室内管理におけるアガベ徒長対策
  • 徒長は株姿が乱れるだけでなく株自体が弱ってしまうので良いことはない
  • アガベが冬に徒長してしまう原因の多くが、日照不足
  • 室内だと十分な日光を確保し辛く、日照時間も短いので徒長してしまう
  • 光を確保できないと、翌春に新たに展開する新芽が痩せて結局株姿が乱れる
  • 室内管理の場合1番手っ取り早いのは、植物育成LEDライトを使って光を補うこと
  • LEDを使わない場合は明るい窓辺に置き、時間ごとに日の当たる場所に移す
  • 一方向から当てずに鉢を定期的に回して全体的に光が当たるようする
  • 暖かい時間は屋外に出し、直射日光ができるだけ当たるように管理する
  • 水は断水気味に管理する
  • 風通しも意識する