こんにちは、植物マニアのエルバスです。
今回は、春先から晩秋まで長期間形の整った美しい花を楽しむ事の出来る、
”ミニガーベラ”について育て方と苗植えの方法をご紹介します。
ミニガーベラはガーベラの改良種で、ガーベラが5~10㎝程度の花をつけるのに対し、ミニガーベラは3㎝程度とその名の通り”ミニ”サイズの花です。
育て方に関しては、ガーベラと基本的に同じです。
色はピンク・レッド・オレンジ・イエロー・ホワイト・パープル・複色と多く色を楽しめます。
栽培難易度は少々高め。
『花が開かずそのまま枯れてしまった』なんて声を良く聞きます。
ミニガーベラの育て方のポイントは一にも二にも”水やり”です。
難易度が高い理由は、水やりの加減の難しさからきています。
その為、水やりさえ気を付ければ他に特別な事をしなくても育ってくれます。
ミニガーベラの鮮やかな色と形の整った花は他の花では味わえない魅力があるので、是非一度はチャレンジしていただきたい花です。
Contents
ミニガーベラ
ミニガーベラは鮮やかな色と小ぶりながら見ごたえある花が魅力の素敵な花です。
ミニガーベラとは
・科名:キク科
・属名:ガーベラ属
・原産地:南アフリカ
・開花期:4月〜10月
ガーベラは南アフリカ原産の温厚な気候を好む植物です。多湿を嫌い乾燥と強い日差しを好みます。
開花期は4月から10月と長いですが、湿度の高い夏場は一旦弱ります。
夏場を越すことが出来れば、初秋から晩秋まで再び花を咲かせます。
育て方のポイント
日差しが強く乾燥した自生地での環境をイメージして、乾燥気味に育てるのがポイントです!
植え付け
ミニガーベラは春先から初夏にかけて出回る苗を植えるのが一般的です。
草花用の培養土を使用するのが無難です。
・鹿沼土
・赤玉
・川砂
などをブレンドして水はけの良い土を用意してください。
葉を間引く
夏場は葉の繁殖力が強く、すぐに生い茂ってしまいます。
そうすると葉が光線を遮ってしまい、日光が株まで行き届かず花付きが悪くなります。
古い葉はどんどん間引きましょう。
肥料
元肥には緩効性肥料を与えて下さい。
開花期は10日1度程のペースで液肥を与えると元気な株に育ちます。
水やり
生育期と開花期には土の表面が乾いたら、水を与えてください。
花に水がかかると弱ってしまうので、必ず株元にジョウロ等を使ってそっと与えてください。
冬場は土の中が乾いてから与える程度で問題ありません。
置き場所
多湿を嫌うので何より水はけの良い場所を選んでください。
そして乾燥を好むので風通しが良く強い日差しがあたる場所を選びましょう。
植え替え
ミニガーベラは根の成長がとても速い植物です。
鉢植えの場合だと根詰まりを起こしやすいので、毎シーズン春先と初秋に植え替えを行います。
増やし方
植え替えのタイミングで、2~3株に株分けすると増やすことが出来ます。
根にダメージを与えないように土だけを払うように注意します。
苗植え
ミニガーベラの苗植えのポイントは、葉が大きく育つ植物なので、株通しの間隔を広めにあける事です。
・ミニガーベラの苗
・草花用の培養土
・肥料
苗植えの方法
今回は地植えにします。
ミニガーベラは根が張るスピードが速く、葉も大きく広がるので、あまり密になりすぎないスペースを用意します。
一般的な草花用の培養土を入れます。
ただ気を付けたいのが、過湿を嫌う植物なので、排水性が高いタイプを選ぶようにしてください。
緩効性の肥料をまきよく混ぜた後、配置を決めます。
苗を取り出し、苗の底の土を取り除き、根が定着しやすいように根を広げます。
配置した場所に戻し、たっぷりと水を根元に与えてください。
まとめ
・水の与え方に気を付ける
・水はけ、日当たり、風通しの良い場所を選ぶ
・葉を間引き全体に日光が行き届くようにする
・鉢植えの場合は、毎シーズン植え替えを行う