縞模様が虎の尻尾のように見えるため、トラノオとも呼ばれ、古くから親しまれています。
サンスベリア・ローレンティーやスタッキーなどの普及種からキングオブサンスベリアとも呼ばれる、サンスベリア・ロリダ、サンスベリア・バナナなどの希少種までさまざまな種があります。
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- ユニークな見た目の植物をお探しの方
- 植物を育てたいけれど、手を掛ける時間がない方
Contents
サンスベリアとは
- 科名:リュウゼツラン科
- 原産地:アフリカ
- 別名:トラノオ、チトセラン
日当たりのよい、乾燥した場所に自生し、地下茎から子株を沢山出し、横方向にも広がって増えます。
NASA公認の空気清浄効果のある植物としても知られ、人気のある観葉植物です。
育て方のポイント
置き場所
日当たりがよく、風通しのよい場所で管理しましょう!
春〜秋に屋外で管理する場合は、直射日光に当たらないように注意しましょう。
室内ではレースのカーテン越しに日が当たるような場所が望ましいです。
ある程度耐陰性もありますが、日が当たらないと葉の色が悪くなったり、軟弱になります。
水やり
乾燥に強い植物、水のやりすぎに注意しましょう!
水のやりすぎは根腐れの原因になります。
5月〜9月の成長期には用土が乾いたらたっぷりと与えます。
冬は一般的には水をいっさい断ちます。
ただし、冬場でも15℃以上の気温が保てる環境で管理する場合は、生育期より回数を少なめに水を与えます。
肥料
春に緩効性肥料を与えるか、10日〜20日に一度薄めた液体肥料を与えると成長が早くなります。
用土
多湿が苦手なため、排水性のよい用土を使用しましょう。
ご自身で作る場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土4:川砂1くらいの割合でブレンドしましょう。
植え付け、植え替え時期
2年に一回は植え替えをしましょう。
成長が早いので、2年もすると鉢の中が根でいっぱいになってしまします。
冬越し温度
寒さは苦手、冬越しには10℃以上必要です!
冬は10℃以上の場所が適しています。10月以降は室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。
病害虫対策
気温が高く、乾燥するとハダニが発生します。
まれに、カイガラムシが付くことがあります。
日頃の管理
室内で管理している場合、葉にホコリがたまりやすいので、濡らしたティッシュなどで拭きましょう!
増やし方
株分け
【株分けの方法】
1、傷ついた葉は根元から切り取る
2、サンスベリアを鉢から抜く
3、古い土を落とす
4、ハサミで1〜3株ずつ切り分ける
このまま土に植えると、この子株がやがて土の上に出てきます。
5、鉢底に鉢底石を敷き、植え込む
6、たっぷり水を与えて、植え付け完了!
葉挿し
【葉挿しの方法】
1、サンスベリアの葉を1枚根元から切り取り、ハサミで5〜10㎝ほどに切り分ける
2、後で上下がわからなくなりやすいので、下部にサインペン等で印をつける
3、風通しのよい日陰で数日乾燥させる
4、挿し床を十分湿らせ、葉の1/3くらいを土に挿す
根がない状態では水やりの必要はありません。
5、根が伸びたら、定植させて植え付け完了!
葉挿しで増やした場合、斑が消えることもあります。斑を残したい場合は、株分けで増やしましょう!
サンスベリアの種類
普及種
サンスベリア・トリファスキアータ・ローレンティー
サンスベリアと聞くと、このローレンティを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
サンスベリア・スタッキー
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ローレンティと並んでよく見かける、人気の大型品種です。
サンスベリア・ミカド
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細長い硬質の葉が特徴の中型種です。
サンスベリア・ゴールデンハニー/ハニー
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黄色い斑があるのが、ゴールデンハニー、斑がないのがハニーです。
葉がロゼット状(放射状)に伸びる、人気の小型種です。
希少種
次に、やや手に入りにくい希少種をご紹介します。
サンスベリア・ロリダ
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肉厚の小型な葉が扇状に広がる美しいサンスベリアです。
サンスベリア・バナナ
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肉厚で短いプリッとした葉がその名の通りバナナのように広がる可愛らしい品種です。
サンスベリア・ボンセレンシス
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太くてがっしりした葉が四方に伸びる希少種です。
最初は扇状に広がるだけですが、最長するにつれロゼッタ状(放射状)に広がります。
まとめ
今回は、丈夫で育てやすく、ユニークな形が魅力のサンスベリアについてご紹介しました。