育てやすさだけでなく、春~秋に咲く花や、空気清浄効果、ハンギングでも楽しめるなど魅力の多い植物です!
- 丈夫で育てやすい植物をお探しの方
- 花を楽しみたい方
- ハンギンググリーンをお探しの方
Contents
オリヅルランとは
- 科名:キジカクシ科(旧ユリ科)
- 原産地:南アフリカ東部、西アフリカ
自生地では、湿潤な森の木々の下に生育し、株が大きく茂ります。
株元からランナーを出し、子株を作り、その基部から出た気根が根をおろし増えていきます。
春~秋にかけて、ランナーの節に白い花を咲かせます。
育て方のポイント
置き場所
陽射しが大好き!でも、直射日光は苦手!
基本的には陽のよく当たる場所で管理しましょう。
ただし、強い直射日光は葉焼けの原因になります。
室内の場合は明るい窓辺、夏に屋外で管理する場合は、明るい日陰で管理しましょう。
ある程度耐陰性もありますが、日当たりが悪いと弱々しい株になり、子株も出にくくなります。
水やり
乾燥には強い植物!水の与えすぎは根腐れの原因になります!
根が多肉質で貯水組織を持っているため、乾燥に強い性質を持ちます。
ただし、春~秋の生育期には根の生育も旺盛で、さかんに水を吸収します。
冬は、表土が乾いてから数日後に与えるくらいで十分です。
肥料
春に緩効性肥料を与えます。
また、春〜夏の生育期に薄い液肥を2週間に1度程度与えると葉色が美しくなります♪
用土
多湿が苦手!水はけの良い土を使用しましょう!
ご自身でブレンドされる場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:小粒軽石(もしくは川砂)2くらいの割合がおすすめ!
植え付け、植え替え時期
成長が早い植物!できれば毎年植え替えをしましょう!
植え替え適期は5月〜9月です♪
オリヅルランは成長が早く、すぐに鉢がいっぱいになってしまいます。
1年〜2年に一度は一回り大きな鉢に植え替えをしましょう!
株が大きい場合は、2〜3株に切り分けて植え付けてもOKです。
冬越し温度
オリヅルランは寒さには強い植物!
寒さに強く、5℃程度の気温にも耐えることはできますが、冬場は室内で管理した方が安心です。
暖かい地域であれば屋外での越冬も可能です。
冬の寒い風が当たらない、ベランダの軒下などが適しています!
全体の葉が枯れてしまった場合は根元から剪定してしまっても問題ありません。
根が生きていれば次の時期に新芽を出します。
小型の「シャムオリヅルラン」という品種はやや寒さに弱く、冬越しには10度以上必要です。
冬場は室内で管理しましょう。
病害虫
カイガラムシやアブラムシが発生することがあります。
増やし方
植え替えと同様、適期は5月〜9月ごろです。
株分けの方法
大きく成長した株や、ランナーのない品種は株分けで増やします。
株分けの方法
- 鉢から抜き、ハサミで根鉢を2〜3株に切り分けます
- 一つずつ、今までと同じサイズの鉢に植え付けます
- 水をたっぷり与えて植え付け完了!
挿し芽の方法
子株がたくさんでき、見た目のバランスが悪くなったら切り離し、挿し芽で増やしましょう。
挿し芽の方法
- ランナーを根元から切る
- 根が長く伸びているものは、そのまま植え付けます
そのまま水耕栽培しても涼しげで綺麗です♪
オリヅルランの種類
ソフトオリヅルラン
葉の縁に斑が入る品種です
ナカフオリヅルラン
ソフトオリヅルランとは逆に、葉の中央に斑が入る品種です。
オリヅルランボニー
葉先が内側にカールしている可愛らしい見た目の品種です。
斑が葉の中央に入ります。
シャムオリヅルラン
小型でランナーを出さない品種です。
寒さにやや弱い特徴があります。
アオオリヅルラン
斑がほとんど入らない品種です。
まとめ
今回は、丈夫で成長が早く、初心者の方でも育てがいのあるオリヅルランをご紹介しました。