観葉植物

クワズイモの育て方や特徴|品種や花言葉、増やし方も解説

エルバス
エルバス
今回は、茎が立ち上がる様子が独特な「クワズイモ」の特徴や育て方をご紹介します。

クワズイモはサトイモの様な濃いグリーンの葉と「イモ(根茎)」を持つ植物です。

ただ、食べられないので「食わず芋」と呼ばれています。

濃緑のツヤのある葉も魅力的ですが、クワズイモは何より、どんどんと上に向かって伸びる根茎が魅力の植物です。

南国ムードを楽しめるシルエットに加えて、丈夫で育てやすい植物でもあるので非常に人気のある植物です。

エルバス
エルバス
今日はそんな魅力の多いクワズイモの特徴や育て方を詳しく解説します。
こんな人にお勧めの植物
  • 面白い形の植物をお探しの方
  • 鑑賞価値の高い観葉植物をお探しの方
  • 育てやすい植物をお探しの方
ドリス
ドリス
こちらの動画でもご紹介しています♪

クワズイモとは

クワズイモの分類
  • 科名:サトイモ科
  • 属名:クワズイモ属(アローカシア)
  • 原産地:中国や東南アジア、インドなど

クワズイモは熱帯・温帯アジアを中心に70種程度自生しているアロカシア属(クワズイモ属)の仲間です。

自生地では湿潤な環境を好み生育しており、種類によっては高さが2mほどにもなり、葉も1mほどの大きさに育つ植物です。

大型の観葉植物ですが、インテリアとしても人気が高くなっています。

ただ鑑賞価値は高いものの、食わず芋と呼ばれている通り、樹液からはシュウ酸カルシウムが出るので口に含むことはもちろん、素手で樹液に触ると被れることもあるので注意が必要です。

特に小さいお子さんやペットが誤って口にしてしまわないように置き場所には注意しましょう。

クワズイモの品種

クワズイモはアローカシアの仲間で「アローカシア・オドラ」という品種です。

アローカシアは、野生種だけでも70種ほどあります。

葉の模様や大きさ、色や形なども様々で

  • クワズイモより小さい「ククラータ」
  • 2mほどにもなる「アマゾニカ」
  • 寒さに弱く葉の模様が綺麗な「ロンギロバ」

などがあり、好みの種を探すのも面白いです。

種によって耐寒性も違いがあるので、選ぶ際には注意してください。

クワズイモの花言葉

クワズイモの花言葉は、

  • 「復縁」
  • 「仲直り」

です。

大きく育つハート型の葉を持つことが花言葉の由来となっています。

ステラ
ステラ
プレゼントとして贈られることも多いです。

また、花言葉にもあるように復縁を願う方にも人気の観葉植物です。

実は「復縁」という花言葉をもつ植物はクワズイモだけだそうです。

クワズイモの育て方のポイント

クワズイモは、生育旺盛で管理も簡単なので育てやすい観葉植物です。

エルバス
エルバス
育て方のポイントをひとつずつご紹介します。

置き場所

クワズイモは、できるだけ日当たりの良い場所で育てることをおすすめします。

レースのカーテン越しの日が当たる場所がちょうど良いです。

耐陰性もあり日陰でも育てられますが、日照不足で徒長してしまうことがあります。

ステラ
ステラ
調子を見て置き場所を変えてあげてください。

屋外での管理も可能ですが、直射日光が長い時間当たってしまうと葉焼けしてしまう可能性もありますので注意が必要です。

水やり

春から秋の生育期には、土の表面が乾き始めたら鉢底から水が流れ出すくらいたっぷりと水をあげてください。

気温が下がると生長が止まるので、水やりも控え、土の表面が完全に乾いてから水やりをします。

エルバス
エルバス
空気中の湿度は好みますので、空気が乾燥している時はこまめに葉水をしましょう。

また、クワズイモは葉が大きいので埃がついてしまいます。

たまに濡れたガーゼなどで葉を裏表両面拭いてあげると綺麗な葉が保てる上、湿度も保てます。

肥料

春から秋の生育期には、2ヶ月程度に1回の頻度で緩効性肥料を与えましょう。

また、2週間に1回ほど、水やりの際に薄めた液体肥料を与えると、より生育が旺盛になります。

冬場は生長が止まるので肥料は必要ありません。

ただ、暖かい室内で育てている場合は冬場にも生長しますので、生長している様子があれば生育期と同様に水やりの際に薄めた液肥をあげても良いです。

植え替えの際には元肥として緩効性肥料を与えましょう(元々肥料の入っている培養土を使う場合は必要ありません)。

クワズイモは水はけの良い土を好みます。

ご自身でブレンドされる場合は、

  • 小粒の赤玉土:6
  • 腐葉土:4

の割合で混ぜるのがおすすめです。

市販の観葉植物用の土を使っても問題ありません。

植え替え

クワズイモは生育旺盛な植物です。

根詰まりを起こすと株が弱ってしまうため、1年に1度ほどのペースで植え替えを行いましょう。

エルバス
エルバス
大きいものは2年に1度程度の頻度が植え替えの目安です。

植え替えの際は、古い土をしっかり払い、ひと回り大きい鉢に植え替えましょう。

適期は暖かい5月から9月頃です。

冬越し温度

暖かいところで自生する植物なので、寒さには弱いです。

最低でも5度以上はキープしましょう。

病害虫

  • アブラムシ
  • カイガラムシ
  • ハダニ

が付く場合があります。

エルバス
エルバス
日頃から葉水や風通しの良い場所で育てることで害虫の予防に繋がります。

日頃の管理

前述の通り、クワズイモは生育旺盛な植物です。

通気性を確保するためにもこまめに剪定してあげてください。

エルバス
エルバス
枯れた葉や古くなった葉を根本から切り落としてしまいましょう。

増やし方

クワズイモは、挿し木や株分けで増やすことができます。

挿し木は、茎を切り取って切り口をよく乾かし、バーミキュライトなどに挿して発根を待つ方法です。

ステラ
ステラ
仕立て直しの際に切った茎も挿し木に使うことができます。

株分けは植え替えのタイミングで同時に行います。

手順
  1. 鉢から抜き、古い土を丁寧に落とす
  2. 優しく根をほぐしていき、自然に分かれる部分で分ける
  3. 分けた株の大きさに合わせたサイズの鉢に植え付ける
  4. 根が伸びるまで半日陰で管理する
エルバス
エルバス
株元にできる小さな子イモや子株を切って植えることでも増やせます。

まとめ

立ち上がった茎が特徴的な観葉植物、クワズイモの育て方や日常管理についてご紹介しました。

独特な見た目をもち、花言葉的にも素敵な意味合いのあるクワズイモはインテリア性も高く人気の観葉植物です。

管理も難しくない植物なので、ぜひインテリアにお迎えしてみてください。

クワズイモまとめ
  • 太く立ちあがった茎が独特な観葉植物
  • 比較的丈夫で育てやすい
  • 半日陰の場所が適している
  • 表土が乾いたらたっぷり水を与える
  • 春に緩効性肥料を与える
  • 水はけの良い用土を好む
  • 最低でも5度以上はキープする
  • 挿し木や株分けで増やすことができる