アイビーは鉢に植えて並べても、天井から下げても使え、部屋のどんな場所でも飾る事が出来る万能な観葉植物です。
特徴的な葉の形をしており、小ぶりで可愛らしい葉を楽しめます。
とても丈夫な植物なので、グリーン初心者も安心して育てる事が出来ます。
古くからアイビーの名で親しまれていますが、最近はへデラ(属名)で呼ばれるようにもなっています。
品種がとても多く、緑葉のものから斑模様、青や黄色味がかったタイプ、葉の形もバリエーション豊富です。
自分の好みのアイビーを選べるのも魅力ですし、いくつかの品種を寄せ植えにしても楽しめます。
今回はそんな魅力的なアイビーの特性と育て方のポイントについてご紹介します。
Contents
アイビー(ヘデラ)
アイビー(ヘデラ)とは
科名:ウコギ科
属名:キヅタ属
原産地:北アフリカ、ヨーロッパ、アジア
耐寒性があり、どこでも生息します。
その為、屋外では壁を覆いつくすほど成長する事もあり、厄介者と思われがち。
一方で、室内のアクセント使いとしてはとても可愛らしく活躍してくれる存在です。
長く成長したツタは剪定して、花瓶などに水挿しても可愛く演出出来ます。
育てやすい上に使い道も多いアイビーはおすすめの観葉植物です。
自生地での環境
湿度の高く、木漏れ日がさすような場所で生育しています。
大木などに根を張り、巻き付くように成長していきます。自生地のアイビーは大きいもので葉が10㎝にもなり茎は20〜30㎝にまで大きくなります。
育て方のポイント
耐陰性もあり、耐寒性にも強い丈夫な植物です。
葉の形や斑模様は陽の当たり加減や肥料の量で変化します。美しい斑模様のアイビーを買って来ても、光線不足・肥料の与えすぎだと斑模様が薄れ、緑の単一カラーになる場合があるので注意が必要です。
置き場所
日の入る場所であれば置き場所を選びませんが、日に当てたほうが元気に育ちます。
暗い部屋だと葉を落とすので注意が必要です。
水やり
4月~10月(春~秋)の暖かい時期は土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えて下さい。
冬場は土中が乾いてから与えて下さい。
植え替え時期
5月から8月の暖かい時期が植え替えの時期です。
冬越し温度
最低5℃以上
冬場は窓際から離し、冷気に当らないように気をつけてください。
病害虫対策
風通しが悪いとカイガラムシが付く恐れがあるので、風通しの良い場所においてください。
また生育が旺盛なので、あまりにも葉が増えてしまうと風通しが悪くなるので、定期的に剪定をしましょう。
仕立て直しと増やし方
成長が早く、定期的に植え替えを行わないと根詰まりを起こし、生育が悪くなります。そのまま放置すると葉に栄養が行き渡らず枯れてしまいます。
根と同様につるもグングンと長く伸びていくので、剪定してバランスを整えます。
すぐに新たな株が出てくるので、大胆に短くしてしまっても大丈夫です。むしろ短くする事で、脇芽が伸び、よりボリューム感かる株に成長します。
切ったつるは挿し木で増やす事も出来ますし、水差しにしても成長します。
まとめ
・耐陰性・耐寒性がありとても丈夫。
・加湿を好むので、水やりは土が乾いたらたっぷりと。
・植え替えは4月〜10月の春から夏にかけて。
・冬場は3度以上をキープする。
・害虫予防のため風通しをよくする。
・剪定する事で、より大きな株に育てる事が出来る。
・挿し木や水差しで増やす事が出来る。
とても簡単に育てられ、愛らしい葉っぱが魅力のアイビーはとてもお勧めな植物です!