細く、長い茎を垂れ下げる姿は優美で存在感が抜群です!
自生地ではジャングルで生息するサボテンの仲間で、”森林サボテン”とも呼ばれています。
少し繊細な植物ではあるものの、ポイントを押さえればビギナーの方でも育てることはできます!
- お洒落なハンギンググリーンをお探しの方
- ちょっと珍しい植物をお探しの方
- 少し難易度の高い植物にチャレンジしてみたい方
Contents
リプサリス・ホルビアーナとは
- 科名:サボテン科
- 属名:リプサリス属
- 原産地:北米南部
リプサリス・ホルビアーナは、サボテンの仲間です。
ただし、いわゆる乾燥地帯で自生しているサボテンとは異なり、熱帯ジャングルで他の植物に着生し、柔らかな木漏れ日を浴びて自生している植物です。
その為、”森林サボテン”の名で親しまれるようになりました。
細く長い茎を垂れ下げる独特なシルエットが、ハンギンググリーンとして人気の植物です。
リプサリスは、このホルビアーナの他にも形状の異なる多くの種類があることも魅力の一つです!
現在、ELBAZ FARMで取り扱いがあるのは、今回ご紹介する“リプサリス・ホルビアーノ”と線香花火のように茎を広げる“リプサリス・カシエロ”です!
それでは早速、リプサリス・ホルビアーナの育て方のポイントをみていきましょう♪
リプサリス・ホルビアーナ育て方・日常管理のポイント
置き場所
直射日光は苦手!明るい日陰で管理しましょう!!
自生地では、森林の木漏れ日を浴びて過ごしています。
その為、直射日光には弱く、強い日差しを浴びると葉焼けを起こしてしまいます。
室内では、レースのカーテン越しの日が当たる場所か、屋外であれば明るい日陰で管理しましょう。
比較的暗い場所でも育てられますが、耐陰性はあまりありません。出来る限り明るい場所で育てましょう。
また、リプサリスのような茎や葉が密集している植物は、植物の中に水分や熱がこもり、高温多湿になりがちです。
特に水やりの後などは、風通しの良い場所に置き、湿った状態が続かないように注意が必要です。
エアコンの風は寒暖差を激しくし、植物を弱らせてしまうので直接当たらないように風向きに注意しましょう!
水やり
季節ごとに水やりの頻度を調節しましょう!
水やりがリプサリスを上手に育てる為の一番のポイントです!
【水やりの目安】
【春・秋】
春と秋がリプサリスの生育期です。
土の表面が乾いたら、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
1週間に1度ほどのペースが目安です。
【夏】
夏場は成長がゆっくりとしたペースで進むようになります。
春・秋よりも水やりの間隔を空けるようにします。
2週間から半月に1度ほどが目安です!
【冬】
冬場は、成長が完全に止まり休眠期に入るので、水やりは必要ありません。
その状態で水を与えると吸収出来ず、水分が溜まってしまい、根腐れの原因になります。
ただ、あまりに乾燥状態が続くのであれば、霧吹きなどを使って茎を湿らせましょう。
上記はあくまで目安ですので、土の状態を良く観察して状況に応じて与えるようにしてください!
肥料
生育期である、春(4月〜6月)と秋(9月・10月)に緩効性肥料を与えます。
用土
- 排水性
- 通気性
- 保肥性
- 粒サイズの揃った土
に優れた用土を選びます。
ご自身でブレンドする場合、
赤玉土・鹿沼土・腐葉土を4:4:3の割合で混ぜます。
植え替え時期
生育期である、春(4月〜6月)と秋(9月・10月)に行います。
気温が10度を超えるようになってきたら、植え替えの時期です。
状態を観察し、1年もしくは2年ほどのペースで植え替えましょう。
冬越し温度
寒さには弱い植物!10℃以上を保てる暖かい室内で管理しましょう!
基本的に南アフリカの暖かい場所で自生している植物なので、日本の寒さにはとても弱く、10℃を下回る環境だと、枯れてしまいます。
気温が10℃を切り始めたら、屋外に出している場合は必ず室内に取り込み、リビングなど人が生活する暖かい場所に置くようにします。
病害虫対策
ハダニ・カイガラムシが発生する場合があります。
病害虫は高温多湿な状態が続くと、発生しやすくなります。
発生してしまった場合は、殺虫剤を使用します。
増やし方(挿し木)
リプサリスを増やす場合は、挿し木が一般的です。
【挿し木の手順】
- リプサリスの茎には節があるので、節に合わせて5cmから10センチ程度の長さでカットします。
- 切った挿し穂は半月ほど日陰で乾燥させます。
- 乾燥させた後、挿し木用土に挿し穂を挿し、水を与え、水が切れないように管理し、発根を待ちます。
- 発根したら、定植します。
まとめ
ハンギンググリーンとしてとてもお勧めの植物で、一つ吊り下げるだけでも存在感があり、お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれます。
- 直射日光が苦手なので、カーテン越しの日が当たる場所に置く。
- 風通しの良い場所に置く。
- 季節ごとに水やりの頻度を調節する。
- 植え替えや肥料は成長期(春・秋)に合わせる。
- 冬場は最低10℃をキープする。
- 害虫予防で風通しの良い場所に置く。
- 挿し芽で簡単に増やす事が出来る。