チーズやトマトとの相性の良く、かつてから料理の定番のハーブとして知られる”スイートバジル”の育て方と苗植えの方法をご紹介します。
スイートバジルは日本では”一年草”扱いのハーブですが、原産地であるアフリカとユーラシア大陸の熱帯地域では、”多年草”扱いのハーブです。
栽培もとても簡単で、非常に育てやすいハーブなのでこれからハーズを育ててみたい!という方にまずおすすめしたいハーブです。
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スイートバジル
その効能はβカロテン・マグネシウム・ビタミンK・カリウム・カルシウムなどを多く含むので免疫力、抗酸化作用を高める効果があります。
スイートバジルとは
・科名:シソ科
・属名:メボウキ属
・原産地:アフリカ・ユーラシア大陸熱帯
・収穫期5月〜10月
スイートバジルはアフリカやユーラシア大陸の熱帯地域原産の温暖な気候を好むハーブです。
高温性の植物なので15℃以下だと生育が悪くなります。
バジルの全ての種類が、多湿を嫌い乾燥と強い日差しを好みます。
スイートバジルの育て方
基本ポイント
スイートバジルは購入時の”摘心”と収穫時の”切り戻し”を行う事で脇芽が伸び、ボリュームが増し大きく育つようになります。
暑さには強いですが寒さには弱いので日本では”一年草”扱いです。
植え付け
地植えの場合は、株が硬化して大きく育つので植え付けの際は40〜50㎝ほど離して植え付けます。
鉢植えの場合は、7、8号サイズの鉢に2、3本程度植え付けます。
肥料
元肥には緩効性肥料を与えて下さい。
バジルには窒素・リン酸・カリウム同程度のものが適しています。
追肥は元肥が切れた1ヶ月後程度から、成長に応じて1週間から10日ほどのペースで液肥を与えます。
水やり
春から夏の生育期には土の表面が乾いたら水を与えてください。日光が大好きなハーブなので梅雨期には加湿を防ぐために水やりは控えます。
置き場所
日当たりが良く水はけの良い場所を好みます。
真夏の日差しに当て過ぎると葉がかたくなってしまうので、夏場は半日陰に置きましょう。
増やし方
種まき、挿し芽で容易に増やす事ができます。
苗植え
・スイートバジルの苗
・草花用の培養土
・鉢
苗植えの手順
過湿に弱いので、排水性を高めるため鉢底石は必ず入れましょう。
分量は1/5程度です。
ハーブ用の培養土(バジルはとても丈夫なので土の質にそこまでこだわる必要はありませんが、ハーブ専用に培養土使うと簡単に育てられます。)を1/3程度入れます。
ポットから取り出し、底の土を取り払い新しい土に直ぐに馴染むように根を広げます。
株に付いている古い土と新しい土の間に隙間が出来ないように新しい土を満遍なく周りに入れます。
土を入れ終わったら、水をたっぷりと与えます。
購入したばかりの苗は新しい芽を落とす”摘心”を行います。
摘心を行う事により、更に大きな株に育つようになります。カットする箇所のすぐ下の付け根の部分から新芽が出てくるので、その真上で切り落とします。
水差ししておけば、長い間保つので都度料理際に使う事も出来ます。
摘心後、植え付けは完了です!
その後の管理は、日差し良く、風通しの良い場所に置いてあげましょう。
まとめ
・買いたての苗は”摘心”を行う
・成長期には”切り戻し”を行いながら育てる
・日差し良く、水はけの良い場所で育てる
・元肥と追肥を与える
・一年草なので、シーズンをまたがない