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【初心者向け】アガベチタノタの5月の管理方法|植え替えなどやることがいっぱい!

本記事ではアガベチタノタの5月の管理についてお話しします。

チタノタと言っていますが、アガベ全体的に通じる内容だと思いますので、チタノタ以外をお持ちの方もお読みいただけると幸いです。

5月はチタノタにとって過ごしやすい気候で旺盛に生長する時期です。

またタイトルにも書いていますが、植え替えや播種、胴切りなど多くの作業が出来る時期でもあります。

ただ、6月に入り梅雨になってしまうと不安定な天気が続き、日照不足や高い湿度などでアガベは過ごしにくい時期になってしまいます。

そのため、5月の早い段階でしっかりと生長させ、またやることを終わらせておき、梅雨入り前に株を安定させておくと安心です。

ではそんな5月はどんな管理をしてどんな作業をやっておくべきかなどお話ししていきます。

この記事は動画でもご紹介しています。

5月がアガベにとって最適な時期である理由

春と秋はアガベにとって生長期と言われ、外でしっかりと管理しましょうということをよく耳にすると思います。

※アガベは夏型と言われることもありますが、日本では春秋型だと思います。

そこでまずはなぜ春と秋がアガベにとって生育期になるのか簡単にお話しします。

その答えはこちらのグラフを見ていただけるとすぐにお分かりいただけると思います。

画像引用:© WeatherSpark.com

このグラフは多くのチタノタが自生しているオアハカと東京の気温を比べたものになります。

※ぼくが住んでいるのが東京になるので東京の環境になります。

オアハカは一年を通してそこまで大きな気温の変化はありません。

一方東京は寒暖差が激しく、特に夏と冬はオアハカの気候と大きく異なります。

その中で比較的自生地の環境に近いのが4月・5月と9月中旬頃から11月上旬頃までになります。

特に5月は気温も上昇し10度を下回る日もなくなり、また雨の量や湿度も大して変わらなくなる時期であり、チタノタにとってはとても過ごしい時期です。

ここを過ぎると秋口まで気温が高くなり過ぎるのと、湿度が上がりチタノタは一気に過ごしにくい時期になってしまいます。

画像引用:© WeatherSpark.com

こちらは蒸す可能性というグラフですが、乾燥して過ごしやすいオアハカに比べると夏場の東京は湿度が異常に高く、アガベにとって地獄のような環境かもしれません。

そのためこの良いの時期にしっかりと生長させ、また植え替えなどやっておくことはやっておくことが大事だと思っています。

置き場所

ではそんな時期にどんな場所で管理したら良いのかお話ししていきます。

LED管理している方以外は屋外に出し、しっかりと日に当て風通しよく雨の当たらない場所で管理すると旺盛に生長します。

チタノタは強い光を好むので、斑入りのタイプなどを除けば直接日に当てて問題ありません。

ただ、4月は不安定な天気が続くこともあり、室内で管理していたという方はいきなり直射日光に当てると葉焼けする場合があります。

そういった場合は、半日陰などで徐々に慣らしてからにすると安心です。

また、風通しが悪いと熱がこもりこれもまた葉焼けの原因に繋がります。

風通しが悪いという環境の方は屋外であってもサーキュレーターなどで風を起こすと葉焼けのリスクを下げることができると思います。

生育が活発になるこの時期に日に当てないと、せっかく新たに展開する新葉が貧弱になり徒長し、見た目が悪くなるので、できる限り日に当ててあげることをおすすめします。

水やりについて

続いて水やりについてです。

日によく当てる分、水やりの頻度もあげていきます。

とはいっても、基本的な与え方は同じで鉢土が乾いたらたっぷりと与えるというサイクルを繰り返します。

中にはボール状に仕上げるために水を辛くするという方もいらっしゃると思いますが、
強光を当てながら水を切り過ぎると葉焼けのリスクが高まります。

そういった場合は特に下葉のシワの入り方などよく株の状態をよく観察してあげてください。

水を切ることで葉焼けのリスクが高まる理由についてはこちらの動画でご紹介しています。

肥料について

アガベの生育は活発なので個人的には1年に1度は植え替えをした方がよいと思っています。

5月は植え替えの適期でもあるので、植え替えを行う場合は土の中に混ぜておけばOKです。

1年以上植え替えておらず、肥料も与えていないという方は肥料の効果は薄れているはずです。

そのため追肥として緩効性肥料をまくか、液肥を与えるなど栄養を与えてあげた方がいいかなと思います。

気をつけたい害虫

外で管理していると厄介なのがアザミウマやカイガラムシなどの害虫です。

カイガラムシは比較的発見しやすく、ピンセットなどで取り除けばOKですが、アザミウマは葉の奥の方や裏側など見えづらい場所に発生するので、予防が大事になってきます。

薬剤を散布しておくか、植え替え時にオルトランなどの殺虫剤を混ぜておきます。

またアザミウマは黄色によっていく習性があるので、黄色の捕虫シートなどを吊り下げて置くのも効果的です。

5月に出来る作業

4月と同様に、

  • 植え替え
  • 鉢増し
  • 株分け
  • 胴切り
  • 縦割り
  • 播種

などなんでも出来る時期です。

ただ、6月になると天気が不安定になってしまいます。

そのため5月の早い段階で作業を終わらせておき、それまでに株を安定した状態にしておくことをおすすめします。

まとめ

今回はアガベチタノタの5月の管理についてお話ししました。

この時期はチタノタは旺盛に生長し、見ていて本当に楽しい時期です。

また植え替えたり、増やしたりと園芸を楽しめる時期でもあります。

ぜひいろいろチャレンジしてみてください♪