この記事ではアガベの肥料について解説します。
- どんな肥料を使えばいいのか?
- どれくらい使えばいいのか?
- そもそも肥料って必要なの?
など気になる方の参考になると幸いです。
※使う肥料や量などは人により、また状況や環境により異なると思いますので、一つの参考としてお読みください。
この記事の内容は動画でもご紹介しています。
それではみていきましょう。
そもそもアガベに肥料は必要なのか
ではまずはそもそもアガベに肥料は必要なのかについてお話ししていきます。
結論から言えば、アガベにも肥料は必要です。
アガベを含む多肉植物の多くが肥料分などなさそうな厳しい環境に自生しているので、そういった環境を考えると肥料は必要なさそうに感じます。
ただ実はそういった環境の中でも自然の生態系サイクルの中で生まれる動物のフンや虫の死骸、枯れた植物の残骸などから肥料成分が補われてると言われています。
そのためいくら痩せた土地で自生している多肉植物であっても、植物である以上生長するためには肥料分が必要になってきます。
アガベなど多肉植物の土を作る場合、多くの方が赤玉土や鹿沼土をベースにして土を作ると思いますが、どちらにも肥料分は入っていません。
そのため自分でそういった土で配合する場合は人工的に肥料を補ってあげてください。
もちろん肥料分がそもそも入っている多肉植物用の土などを使用する場合は不要です。
肥料を使う場合の注意点
肥料は必要だということはお分かりいただけたと思いますが、その使い方には注意が必要です。
もともと栄養分のない痩せた土地で自生している場合がほとんどなので逆に肥料を与えすぎると弊害が出てきます。
必要以上の肥料を与えると肥料焼けや葉が間延びして徒長の原因などに繋がっていきます。
規定の量以外は入れないようにしましょう。
おすすめの肥料
では続いておすすめの肥料についてお話ししていきます。
アガベや多肉植物に肥料を使う場合は植え替え時に混ぜる元肥をメインにするのが一般的です。
そこでおすすめなのが緩効性肥料の「マグァンプK」です。
マグァンプKには一般的に植物の成長に必要な成分であるチッソ、リンサン、カリ、マグネシウムが含まれています。
それぞれの成分の役割を簡単に言うと、
- チッソ(N)
葉や茎の伸長に必要な成分
- リンサン(P)
エネルギー代謝に必要な成分(花芽をつきやすくする効果も
- カリ(K)
根の生育に必要な成分
- マグネシウム(Mg)
光合成に必要な「葉緑素」を作る成分
となっています。
元肥として使うことで、この成分がゆっくりと溶け出しじっくりと効くためアガベに急な負担をかけずに安心して使用することができます。
粒のサイズは小・中・大とあり小で約2ヶ月、中で約1年、大で約2年の効き目があります。
そのため植え替え時に中または大サイズを適量混ぜておけば基本的にその後追肥など施す必要もないので一度与えてしまえばその後手間もかからないのもおすすめのポイントです。
ちなみにぼくは基本的に1年に1回の植え替えを目安にしているので中サイズを好んで使用しています。
小サイズは効き目が比較的短いので、1年以上植え替えていない株などの追肥として使うのが良いかなと思います。
大鉢のものなど、今後当分植え替える予定がないものには大サイズでも良いと思います。
ホームセンターに行けば必ず置いてあり手軽に手に入るのと、初めて肥料を使うという方は安心して使える肥料ですのでおすすです。
※もし効果のある期間を過ぎて長い間植え替えを行なっていない場合は追肥が必要になります。
使用量について
では続いて使用量についてです。
マグァンプKを使用する場合は、裏面に書いてあるサボテンの使用量を参考にすると良いと思います。
記載内容を見ると3号鉢で1g、5号鉢で2gと書いてあります。
ちなみに1gは男性の一つまみかふたつまみ程度の量です。
ただ、急に効く肥料でもないので多少多くても問題はないかなとは思います。
そしてこの量を植え替え時に土に混ぜて使用します。
作り置きしている配合した土の中に入れてしまう方もいるとは思います。
ただ、そうすると植え替え時にうまく分量が合わない場合があるので、植え替え時に鉢のサイズに合わせて都度適量入れた方が良いと思います。
まとめ
今回はアガベをはじめとする多肉植物におすすめの肥料や使い方などをご説明しました。
今回お話しした内容はあくまでELBAZ FARMのやり方、そしてこの環境下でのやり方になります。
そのため一つの参考程度にしていただき、ご自身でも色々試してみてベストな肥料や使用量を見つけてください。