今回はこれからアガベに挑戦したいという方に向けて、おすすめの品種を8種類ご紹介します。
この記事に内容は動画でもご紹介しています。
Contents
- 1 初めてのアガベにおすすめの品種
- 1.1 Agave potatorum(アガベ・ポタトルム(雷神))
- 1.2 Agave isthmensis ‘Ohi Raijin’(アガベ・王妃雷神白中斑)
- 1.3 Agave victoriae-reginae ‘Himesasanoyuki’(アガベ・姫笹の雪)
- 1.4 Agave isthmensis(アガベ・イシスメンシス)
- 1.5 Agave horrida (アガベ・ホリダ)
- 1.6 Agave potatorum ‘Super Crown’(アガベ・スーパークラウン)
- 1.7 Agave titanota ‘Dwarf (アガベ・姫厳竜)
- 1.8 Agave desmettiana(アガべ•ベネズエラ)
- 2 まとめ
初めてのアガベにおすすめの品種
初めて…ということで今回意識したのは、育てやすさと価格、そして手に入れやすさです。
また、調べれば情報が出てくる品種であることも考慮しました。
今アガベはとても人気なので、希少種や人気種となると数万円もするような個体もあります。
ただ、高額なアガベをいきなり購入するとなるとちょっと躊躇されると思います。
また、希少種となると近所の園芸店やホームセンターなどでは取り扱っているお店も少ないと思いますので、ネットで購入する場合が多くなり、最初からネットでの購入は…と抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。
そこでまずは比較的安価で購入できて、育てやすく、比較的流通量が多いものをセレクトしてみました。
そういったものから始めてみて、アガベって良いなと思ってから希少種や人気種にチャレンジしてみると良いかなと思います。
ではぼくが思う、最初のアガベにおすすめの品種を8種ご紹介します。
Agave potatorum(アガベ・ポタトルム(雷神))
まずご紹介するのはアガベポタトルムです。
お店では雷神というカッコいい名前で販売していることが多いかなと思います。
ポタトルムは変種・亜種がいろいろありますが、言わばそれらの原種と言える存在です。
ウェーブがかった葉をロゼット状に展開する姿が美しく昔から人気のある品種です。
色もブルーグレーのようなきれいな色をしていて、葉の淵には赤黒い棘をつけそのコントラストも美しいです。
寒さには若干弱いですが、丈夫で育てやすいのも魅力です。
Agave isthmensis ‘Ohi Raijin’(アガベ・王妃雷神白中斑)
続いては斑入りの葉が美しいアガベ・王妃雷神白中斑(しろなかふ)です。
ライトグリーンの葉に白い中斑が入るのが特徴です。
葉はムチムチとした多肉質で色合いやフォルムが全体的に可愛らしい品種です。
生長は緩やかで大きくなっても10センチ程度にまでしかならず、コンパクトで管理しやすいのも魅力かなと思います。
夏場の強い日差しが苦手ですが、それ以外は特に育てにくいこともなく初心者の方でも簡単に育てられると思います。
また子株が出やすく、栽培の楽しみもあります。
Agave victoriae-reginae ‘Himesasanoyuki’(アガベ・姫笹の雪)
姫笹の雪は人気の笹の雪の小型種になります。
葉はペンキのような美しい模様が入り、鋭角で厚く、鋭くかたいノギをつけるのが特徴です。
真上から見るときれいなロゼット状に展開する葉を見ることができ、みていて飽きることがありません。
生長はとても遅いのでコンパクトなサイズ感を維持できるので、置き場所にも困らないのが魅力です。
寒さにも強く、−5度程度まで耐えると言われていますので、関東以西の暖かい地域であれば屋外での越冬も可能です。
子株も出やすいので、栽培の楽しみもあるかなと思います。
姫笹の雪も小型の株であれば比較的安価に手に入ると思います。
Agave isthmensis(アガベ・イシスメンシス)
イシスメンシスはシルバーグリーンの美しい葉色が特徴的なアガベです。
雷帝という別名を持ちます。
先ほどご紹介した雷神(ポタトルム)によく似ていますが、ポタトルムよりも葉が短く葉の周りの棘がうねり、鋸歯の切れ込みが深く入ります。
この荒々しさが人気の品種ですが、個人的には美しい葉色と整ったフォルムはむしろ上品な品種だと思っています。
ポタトルムと同様に変種・亜種・園芸種が多く存在します。
ものによっては高額なものがありますが、一般的なイシスメンシスであれば、比較的リーズナブルに手に入ります。
Agave horrida (アガベ・ホリダ)
アガベと言えば、ホリダと言われるほど人気の高い品種です。
個人的にも特にお気に入りの品種です。
葉は薄く光沢があり、無数の葉を展開して美しいロゼットを形成します。
小さい株の鋸歯は茶色っぽい色をしていますが、生長していくとシルバーのキバのような鋸歯に変化していきます。
鋸歯、葉、色全てが整っていてバランスがよく、アガベの中でも特に美しい品種だと思っています。
大株になるとかなり高値で取引されていますが、小さい株だったり、実生株であれば1万円もしないで手に入るので、最初のチタノタのような荒々しい品種よりもきれいなアガベが欲しいという方にはホリダがおすすめです。
Agave potatorum ‘Super Crown’(アガベ・スーパークラウン)
スーパークラウンは人気の吉祥冠錦の外斑バージョンになります。
ツヤと透明感のある葉がとにかく美しい品種です。
葉は幅広で厚みがあり、黄色と緑のコントラストがとてもきれいです。
また、その葉の先端には赤い棘をつけ、存在感も抜群です。
吉祥冠系は丈夫なものが多いので、初心者の方でも育てやすいと思います。
Agave titanota ‘Dwarf (アガベ・姫厳竜)
チタノタは今のアガベ人気を牽引する品種でもあると思います。
アガベが気になるという方の多くが、チタノタを見てという方が多いのではないでしょうか。
数多くの品種があるので、どれが一番おすすめとは言えませんが、個人的にチタノタを最初に選ぶのであればこの姫厳竜がおすすめです。
コンパクトサイズながらチタノタの特徴が凝縮されています。
なにより、チタノタは今最も人気があるのでかなり高額なものが多く、手が出しづらいですが、このくらいのサイズであれば1万円はしないで手に入るのが魅力です。
Agave desmettiana(アガべ•ベネズエラ)
ベネズエラは個人的に昔から好きな品種です。
値段の割にきれい、かつ育てやすい丈夫な品種だと思っています。
葉はツヤのある美しいライトグリーンをしていて、きれいなロゼット状に展開します。
生長するにつれて葉が大きくウェーブ状になり、とても上品な姿になります。
そこまで大きくならず、放置していても勝手に生長してくれるほど丈夫なのも魅力です。
比較的耐陰性があるので、室内の明るい場所でも育てやすく、観葉植物感覚で部屋に飾ってもいいかなと思います。
普及種なので手に入りやすいものも魅力です。
まとめ
今回は初めてのアガベにおすすめの品種を8種ご紹介しました。
気になるアガベはありましたでしょうか?
アガベは奥が深くもっと多くの品種がありますので、ぜひご自身でも色々探してみてください。
- Agave potatorum(アガベ ポタトルム(雷神))
- Agave isthmensis ‘Ohi Raijin’(アガベ 王妃雷神白中斑)
- Agave victoriae-reginae ‘Himesasanoyuki’(アガベ 姫笹の雪)
- Agave isthmensis(アガベ イシスメンシス)
- Agave horrida (アガベ ホリダ)
- Agave potatorum ‘Super Crown’(アガベ スーパークラウン)
- Agave titanota ‘Dwarf (アガベ 姫厳竜)
- Agave desmettiana(アガべ ベネズエラ)