柱サボテンはユニークな形でお部屋のインテリアにアクセントを加えてくれるとっても魅力的な植物です。
また、ほぼ手入れ要らずで、ちょっとやそっとの事でダメになる事はまずありません。
とても丈夫な植物なので、『観葉植物にこれからチャレンジしてみたい!』と思っている方や、『観葉植物は好きだけど手入れが面倒…』という方にとてもお勧めです!
Contents
柱サボテンとは
- 科名:サボテン科
- 原産地:中南米・アフリカなど
柱の形をしたサボテンの総称が柱サボテンと呼ばれています。
代表的な柱サボテンのタイプ
柱サボテンの仲間は、生長の途中で分岐していくものが多いです。
たとえば、
人が両手を挙げたような形をしている上部で分岐する「弁慶柱(ベンケイチュウ)」。
根本や途中で分岐するタイプの「鬼面角」。
根本から分岐するタイプの「蝦サボテン」。
また、
分岐がほとんどない「扇丸」。
など柱サボテンには様々な形状をしたものがあります。
柱サボテンの育て方
柱サボテンの日頃の手入れはほとんど必要ありません。
置き場所
柱サボテンは日当たりの良い明るい場所を好みます。
室内で育てる場合は、窓辺で管理しましょう。
成長期である、春から秋(4月~9月)にかけては屋外で管理すると元気に育ちます。
急に強い日差しに当てると弱ってしまう場合があるので、徐々に慣らしてから日光のあたる場所に置いてください。
真夏の日差しは、葉焼けを起こす場合があるので、半日陰で管理します。
また、雨水が当たらないように軒下などにおきましょう。
水やり
成長期である、4月~9月は土の表面が乾いてから鉢の底から水が出てくるまでたっぷりと与えて下さい。
休眠期の10月〜3月は、ほぼ断水して管理します。
目安としては、3週間〜1ヶ月に1度程度で十分です。
水を与える際は、サボテンに直接水がかからないように、ジョウロなどを使ってサボテンの周りにそっと与えましょう!
用土
水はけの良い土を好みます。
市販のサボテン用の用土を使えば問題ありません。
ご自身でブレンドされる場合は、
- 川砂:5
- 赤玉土:3
- 軽石小粒:2
または、
- 赤玉土(小粒):6
- 腐葉土:2
- 川砂:2
位の割合がおすすめです。
肥料
乾燥した過酷な環境で自生しているサボテンは、自らの体内に水分と栄養を蓄える事が出来ます。
その為、基本的に肥料は必要ありません。
ただ、調子を崩した時や健康状態を保ちたい場合は、成長期に2ヶ月に1度ほどのペースで緩効性肥料を与えます。
液体肥料の場合は、1週間に1度ほどのペースで規定量を与えましょう。
休眠期にあたる晩秋から春まで肥料は必要ありません。
植え替え
成長期である春と秋がおすすめです。
真夏は調子を崩す場合があるので避けましょう。
植え替えのペースとしては、1年〜2年に1度ほどペースで行います。
植え替えの手順
- 植え替え前は水やりをやめ、鉢土を乾燥させる
- 鉢から株を抜き、古い土を落とし、根を広げる
- 半日陰1週間程度乾燥させる置いて、株を根ごと乾燥させる
- ひと回り大きな鉢を用意する
- 底穴に、鉢底ネットを置く
- 鉢底石を敷き、土を鉢の約1/3まで入れる
- 新しい鉢に植え付け、4~5日後に水やりを始める
増やし方
冬越し温度
柱サボテンは中南米やアフリカなど暖かい地域に自生している植物です。
その為、日本の寒い冬はとても苦手です。
最低5℃以上の室温を保てる場所に置いてください。
また、過湿に弱いので加湿器の近くに置かないようにしてください。
病害虫対策
カイガラムシが付く可能性があります。
風通しの良い場所に置き、害虫予防をしましょう。
万が一着いてしまった場合は、殺虫剤で早めに駆除しましょう。
柱サボテンの増やし方
柱サボテンは、「挿し木」もしくは、「胴切り」で増やすことができます。
挿し木
挿し木に適した時期は4月~5月頃です。
茎の部分から生えている子株をカッターやナイフで切り取ります。
切断面をV字に削ぎ落とし、2~3週程度間乾燥させた後に、新しい鉢に植え付けます。
胴切り
胴切りも佐敷と同様に、4月~5月頃が適しています。
茎を垂平に切り取り、切り取った部分を風通しの良い半日陰で管理し乾燥させます。
1か月程度すると、切断面から根が生えてきます。
その後、切断面を下にして、植え替えと同じ方法で植え付けます。
まとめ
- 日のあたる明るい場所に置く
- 4月~10月は土の表面が乾いてから水をたっぷりと与える。冬場はほぼ必要なし。
- 元気のない時、成長させたい時に緩効性肥料もしくは液体肥料を与える。
- 植え替えは5月~8月の暖かい時期に行う
- 冬越しは、最低5℃以上にキープする
- 風通しの良い場所に置き、害虫が付くのを避ける
- 挿し木や胴切りで増やすことができる
置き場所を間違えなければ、日々のお手入れとしては、基本的に水やりだけで十分です。