グリーンネックレスはプクプクとした可愛らしいビーズのような玉が連なり、まるでネックレスのように伸びていく、まさに【グリーンネックレス】の名に相応しい植物です♪
和名では緑色の玉が鈴を連想させることから、【緑の鈴】と呼ばれています。
観葉植物としては、定番の植物であり、昔から多くのグリーン愛好家に親しまれています。
とても簡単に育てられる上に、吊り鉢などでハンギンググリーンとしても楽しめる魅力の多い植物です。
派手さはありませんが、さり気なく部屋に彩りを与えてくれるのも魅力の一つ。
Contents
グリーンネックレス
グリーンネックレスとは
科名:キク科
属名:セネキオ属
原産地:南アフリカ
グリーンネックレスの種類
グリーンネックレスの代表5種
グリーンネックレス
グリーンネックレスの定番。
グリーンネックレスより玉が大きく、【桃】の形に似ている事からピーチネックレスと呼ばれています。
葉が三日月状のセネシオラディカンス
エンジェルティアーズ
天使の涙と呼ばれる、セネキオ・エンジェルティアーズ
斑入りグリーンネックレス
斑模様の入った、珍しいグリーンネックレス
ELBAZ FARMのグリーンネックレス
自生地での生育環境
南アフリカの乾燥した地域に自生し、日当たりの良い場所を好んで生育しています。
ツルを地面にはわせて広がったり、樹木や岩に着生し垂れさがったりして、大きく成長していきます。
育て方のポイント
ポイントを押さえれば、初心者でも簡単に育てる事が出来ます♪
置き場所
強い日差しを好む植物なので、基本的にはガラス越しの陽が当たる場所を選びます。ただ、夏の日差しは強すぎるので、レースカーテン越しの陽が当たるように調整してください。
屋外に出す場合は、明るい日陰が適しています。
目安としては、
1月から3月はガラス越しの陽が当たる場所
4月から9月頃の日差しの強い時期はレースカーテン越しの陽が当たる場所
(外に出す場合は、明るい日陰)
10~12月は再び屋内に取り込み、ガラス越しの陽が当たる場所(寒さには弱いので冷気が当たらないように気を付ける)
に置くと良いです。
水やり
多肉質の葉の中に自ら水分を蓄える事の出来る植物です。その為、過度な水やりは控え、乾燥気味に育てます。
春から夏にかけては表土が乾いてからたっぷりと水を与え、秋からは表土が乾いてから数日後に与えるようにします。
肥料
多肥を嫌うので基本的に肥料は必要ありません。
ただ弱ってしまった場合や大きく成長させたい時は春先(4月頃)に緩効性肥料を与えて下さい。
植え替え時期
休眠期を終え、生育期に入る4月~9月がグリーンネックレスの植え替えを行う最も適した時期です。
植え替えを行う場合は、現在使用している鉢の一回り大きい鉢を用意しましょう。用土に関しては、水はけのよい市販の観葉植物用の土か多肉植物用の土が適しています。
冬越し温度
最低5℃以上
南アフリカの暖かい場所で自生している植物なので、日本の寒さにはとても弱いです。
10月の秋からはリビングなど人が生活する暖かい場所に取り込んでください。冷気のあたる窓際から離し、ある程度陽が当たる場所を見つけて下さい。
病害虫対策
風通しが悪く、蒸れてしまうとカイガラムシやアブラムシが付く場合があります。
栽培下での成長の様子
日当たりの良い場所で育てると茎が伸びてどんどん広がっていきます。
茎の節目から気根が出て、土に根をおろします。
仕立て直しや増やし方
仕立て直し
根詰まりを起こすと根元の玉が取れていきます。そうなった場合は、生育期である4月~9月に根元から10cmから20㎝程残し、思い切って剪定します。
一度スッキリした状態に戻し、植え替える事でまた元気な株に成長します。
挿し芽の方法
グリーンネックレスを増やす場合は、挿し芽が一般的です。
剪定した元気な茎を見つけたら更に、節から気根が出ている部分を探します。気根が出ているところを用土に挿す事で簡単に増やす事が可能です。
気根を用土に挿した後、茎にも少し土を被せます。その後たっぷりと水を与え明かる日陰で管理します。根がしっかりと定着するまでは、土が少し湿っている程度の状態を保つようにして育てると元気に育ちます。
まとめ
とても可愛らしい植物で、大人気の観葉植物であるグリーンネックレスをご紹介しました。
初心者の方でも簡単に育てる事が出来るので、是非チャレンジしてみて下さい!
- 家の中ではガラス越しの陽が当たる場所が適している。
- 多湿を嫌うので、過度な水やりを控える。
- 成長や状態に合わせて液体肥料を生育期に与える。
- 植え替えは4月~9月に行う。
- 冬場は最低5℃をキープする。
- 害虫予防で風通しの良い場所に置く。
- 伸びすぎた茎は剪定し、仕立て直しする。
- 挿し芽で簡単に増やす事が出来る。