多肉植物

格安植物育成LEDライト「MORSEN(モーセン)」1ヶ月使用レビュー

本記事はAmazonで人気のMORSEN植物育成LEDライトの1ヶ月間の使用レビューになります。

以前MORSEN植物育成LEDライトの紹介記事(MORSEN(モーセン)植物育成LEDライトレビュー|アマテラス・ツクヨミとの比較あり)を書いてからちょうど1ヶ月が経過しましたので、このライトを使って育てた植物がどのように生長したのかを見ていきたいと思います。

3,000円程度で手に入る格安ライトで植物が育てられるのであれば植物栽培の幅が広がると思います。

気になる方はぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

この記事は動画でもご紹介しています。

検証環境

ではまず、今回MORSENのライトを使って検証を行なった環境についてご説明します。

画像の場所は朝から昼まではほぼ日の入らない環境で、夕方から西日が少し射す程度の場所になります。

植物からライトまでの距離はおよそ15センチ程度です。

なぜこの距離にしたかというと、ぼくはアマテラスやツクヨミなどで管理している株を大体4万ルクス程度が当たる距離に設置しています。

この場所では大体4万ルクスが当たるように調整している

近づけてみたり、遠ざけてみたりいろいろ試した結果、(ここの環境では)現状4万ルクスが当たる距離が調子良く育てられる距離と判断しました。

もちろんPPFDや波長も違うので照度で合わせるだけでは微妙かもしれませんが、MORSENのライトも4万ルクス程度が当たる距離にしました。

簡易照度計を使って計測しています。

また、ライトが全体照射できる距離であることも考慮しています。

それらを考慮した結果、15センチという距離まで近づけることになりました。

やはり高性能ライトのアマテラスやツクヨミ、ハスなどと比べるとパワーは劣るので、アマテラスやツクヨミと同じ照度まで近づけるにはかなり近づける必要がありました。

照度はあくまで人間感じる明るさの単位ですが、個人的には距離を調整するための目安として照度を用いています。

※ 本来であればPPFDを計測してライトごとに適した距離を考えるのが1番だとは思いますが、ぼくはPPFDを測る機会を持っていないので、照度で考えるようにしています。

また室温に関しては現在日中で20度程度、夜間帯は15度程度まで下がっています。湿度は50%から60%程度あります。

水はこの1ヶ月の間に一度だけ与えました。

1日の照射時間は12時間です。

そしてこの環境とMORSENのライトを使って育ててみたのが、下図のアガベ・ベネズエラです。

1ヶ月間ほぼLEDだけで育てたアガベ・ベネズエラ

ではこのアガベの状態を見ていきましょう。

MORSEN植物育成ライトを使って育てたアガベの様子

左がBEFORE 右がAFTER

パッと見た感じでは1ヶ月前の状態から大きな変化は分かりませんでした。

ただよく見比べるとかなりかなり大きくなっていることが分かりました。

ちょっとただ分かりにくいと思いますが、1ヶ月前の写真と見比べると、新葉が2枚展開、そして特に上の葉が大きく生長していました。

成長点から新芽も出てきています。

ちゃんと生長していました。

左がBEFORE 右がAFTER

横から見ると結構ボリュームが出ていることもお分かりいただけると思います。

画像だとちょっと葉が垂れているように見えますが、葉にはちゃんとツヤとハリもあり状態も悪くなさそうです。

とりあえず1ヶ月間使用してみた感想としてはMORSENの格安ライトでもちゃんと生長することが分かりました。

1ヶ月使用してみて思ったこと

最後に1ヶ月使用する中で思ったことをお話しします。

正直スペック的に強い光を好む多肉植物には厳しいかなと思っていましたが、案外しっかりと育てることができたな。

というのがまずはじめに思ったことです。

ただアガベなどは今の状態が良くても環境の変化によるダメージは数ヶ月後に出てくるので、1ヶ月使用しただけでは問題ないとは言えないかなと思います。

そのことについてはまた3ヶ月レビューなどで再度このベネズエラの様子をお見せしながらお話しできればと思います。

難点としてはやはりかなり近づける必要があることだと思います。

この距離だと株のサイズにもよりますが、1灯につき1株が限界かなと思います。

またこれ以上大きくなると光が当たらない場所が出てくるので、複数ライトを用意する必要も出てくるなと思います。

そのためアマテラスやツクヨミなど他のライトと同様に照射角度を広げる機能があれば良いなあと思いました。

あとは前回のレビュー記事でもお伝えしたように、かなり眩しいので、人の目に入らないように調整する必要があります。

一般家庭のリビングなどで使うと同居されている方からクレームが出るかもしれません。

今のところ感じたデメリットはそのくらいです。

逆に良かったのなと思ったのは光の強さです。

室内栽培において光が強すぎると植物はしぼむのが早くなり、水やりの頻度が上がり徒長のリスクが高くなります。

実際水やりに関しては検証中1度しか与えていませんが、この距離で当てていてもすぐにカリカリになることはなく、室内管理においてはちょうど良い光のバランスを作れるなと感じました。

引き続き検証してみて気になることがあれば3ヶ月レビューでご紹介します。

まとめ

今回はMORSENさんから出ている植物育成LEDライトの1ヶ月使用レビューを行いました。

先ほどもお伝えしたように1ヶ月程度ではまだ評価できないので、引き続き検証してみたいと思います。

ただ、現状はこの価格でこれだけ育てられるのであれば十分優れたライトだと思っています。

多肉植物などを育てる場合は、少し照射距離などの調整が必要になってきますが、観葉植物などであればメインライトとして十分活躍しそうです。

気になる方は是非ご自身でも使用してみて、このライトのパフォーマンスを試してみてください。