フィッシュボーンカクタスはサボテンの仲間で、その見た目から「ジグザグカクタス」「ムカデサボテン」などとも呼ばれます。
ジグザグの葉が節を作りながら長く伸びていくので、ハンギングすると魅力が引き立ちます♪
- おしゃれなハンギンググリーンをお探しの方
- 観葉植物ビギナーの方
Contents
フィッシュボーンカクタスとは
- 科名:サボテン科
- 属名:エピフィルム属
- 原産地:メキシコ
メキシコの熱帯雨林に自生する森林サボテンです。自生地では木根を出して他の木に着生しながら育っていきます。
魚の骨のようなジグザグの葉が最大の特徴で、成長期には赤い新芽をグングン伸ばします。
育て方のポイント
乾燥に強く、育てやすい植物です。
置き場所
直射日光の当たらない、風通しの良い場所で管理しましょう!
日照不足になると軟弱な株に育ちます。
明るい室内か、屋外の半日陰で適度に日があたる場所で管理しましょう。
強い日差しにあたると葉焼けを起こしますので、特に、夏場戸外で管理する場合は気を付けましょう。
成長すると重さに耐えられず垂れてきますので、フラワースタンド等を使い高い位置に置いたり、ハンギングにするのがおすすめです!
水やり
季節ごとに適度な湿度を保ちましょう!
乾燥には強いですが、極端な乾燥は嫌います。用土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
【春・秋】表土が乾いたらたっぷり与えます。
【夏】暑さで生育が緩慢になるため、表土が乾いてからさらに数日置いて水を与えます。花やつぼみに水がかかると傷んでしまうので気を付けましょう。
【冬】休眠期に入るので、ほぼ断水します。ただし、極度の乾燥は嫌うので、月に1〜2回を目安に水を与えましょう。5℃以下になる時には完全に水を断ちます。
極端に木根が出るようなら、水分不足の可能性あり!
木根が頻繁に出るようなら、水やりの頻度を見直しましょう。
気根はある程度出てくるものですが、頻繁に出てくるようであれば、他にも多湿、日照不足、根詰まりなどの理由が考えられます。
肥料
花を楽しみたいなら肥料は控えめに!
春に少量の緩効性肥料を与えるか、10日に1回薄めた液体肥料を与えましょう。
肥料を与えると生育は良くなりますが、株の生育が良すぎると花つきが悪くなる可能性があります。与えすぎには注意しましょう。
用土
水はけのよい土を使いましょう!
ご自身でブレンドされる場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2くらいの割合がおすすめです。
植え付け、植え替え
2年に1度を目安に植え替えしましょう!
植え替え適期は3月上旬〜4月上旬、9月中旬〜10月中旬です♪
1〜2年に1度を目安に、鉢の中が根でいっぱいになっていたら植え替えましょう。
【植え替え手順】
- 植え替える時はあらかじめ水やりを控えます。
- 苗よりも一回り大きめの鉢を用意し、鉢底ネットと鉢底石を敷きます。
- 苗を鉢から引き抜き、根についている土を優しくもみほぐして落とします。古く傷んだ根はハサミで剪定します。
- 新しい鉢に植え付けます。
- 植え替え後の水やりは1週間〜10日後に与えましょう。
冬越し温度
寒さに弱い植物!最低5℃以上を保ちましょう!
しっかり休眠させることで、花が咲きやすくなります。
冬は暖かい室内で管理しましょう。
また、暖房の風が直接あたる場所は避けましょう。
病害虫
気温が高く、乾燥していると、ハダニが発生することがあります。
できるだけ風通しの良い場所で管理し、時々葉水をしてハダニを予防しましょう。
増やし方
挿し木の適期は4月〜7月ごろです。
【挿し木の手順】
- 元気な葉を選び、15㎝ほどの長さに剪定します。
- 剪定した葉を1週間ほど陰干しして乾かします。(挿し穂)
- 挿し穂を赤玉土の入った鉢に浅く挿し、10日ほど水やりをせずおきます。
- 10日ほど経過したら水を少しずつ与えます。
- 1ヶ月ほどで発根したら新しい鉢に植え付けます。
まとめ
フィッシュボーンカクタスはジグザグのユニークな葉が特徴で、一つ置くだけで部屋の雰囲気をガラリと変えてくれる存在感があります♪
初夏に咲く花や、挿し木で簡単に増やせるなど様々な楽しみ方ができるのも魅力です。